リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

13)話す その3

Talk
悪口はネガティブ人生の始まり
 
 
思っていることを「話す」というのは、推奨されることです。
しかし「悪口」だけはやめましょう!
 
なぜならば、
「悪口をいう」ことは、
”百害あって一利なし”だからです。
 
以下に、3つの理由を説明します。
 
(1)ストレスホルモンが増える。
 
悪口をいうことを「ストレス発散」の目的としている人もいます。
しかし、本当に「ストレス発散」になっているのでしょうか?
 
実は、ストレス研究にて「悪口」は、
認知症リスクを3倍にも高める脳への悪影響を及ぼし、
そして、ストレスホルモンである”コルチゾール”の分泌過多となることがわかりました。
 
ストレスを発散させるどころかストレスを生み出していたのです。
 
ではなぜ、「話す」とすっきりした気持ちになるのか?
 
それは「ドーパミン」にあると思います。
ドーパミン」とは快楽ホルモンと言われています。
 
それが、話すとスッキリという一時的な感情を生み出しているのです。
 
しかし、コルチゾールは着実にあなたと周りの人間の健康を蝕んでいます。
認知症に始まり、
心臓血管疾患、
アレルギー、
慢性病、
肥満など。。。。
様々な疾患のもとになっていることが最近の研究によって明らかになってきています。
 
「”風邪”は万病のもと」
 
私は、
「”悪口”は万病のもと(しかも周り人へも感染する)」
と言っても過言じゃないと思います。
 
 
 
(2)人間関係が悪化する。
 
アウトプットは記憶の強化です。
もし、「課長が嫌い」と周りに発言をしていたら、
「課長が嫌い」という記憶が強化されてしまいます。
 
そうなると、
課長との人間関係の悪化が促進されるのです。
 
 
(3)悪いところ探しの名人となる
 
 悪口を言い合う。
それは、人の短所、欠点、悪いところを探してアウトプットする訓練をしているのと同じです。
つまり、日常的に悪口を言っていると「悪いところ探しの名人」になります。
 
しかも、他人ばかりだけでなく
自分の”短所”、”欠点”、”悪いところ”に目がいくようになります。
 
「悪口をいう」ということは、
「ネガティブ思考」のトレーニングなのです。
 
そんなトレーニングをすると、
何をやってもうまくいかない人生を、
自ら作り出すことになってしまいます。
 
 
 
もし、
「悪口」を言いたくなったら、
紙に書きましょう!
 
例えば、
同僚にミスを指摘されたときに、
イライラしてしまったとします。
誰かに愚痴を聞いてもらいたくても、
そこはグッとこらえてください。
まずは、
紙に書き出しましょう。
 
「あんなひどい言い方はあんまりだ」と。
 
すると、
少しだけ気持ちが軽くなります。
 
出来ることなら
以前、ストレス解消マガジンで紹介しましたが、
「エクスプレッション・ライティング」
「5コラム法」
「7コラム法」
などを活用すると、
本当に心が軽くなります。
 
私のおススメです!!
 
 
そこまでやったら、
おそらく「悪口」ではなく
「建設的な意見」が生まれてきます。
 
そのうえで、
他人や本人に話しを聞いてもらうことを強くお勧めします。
 
 
POINT
悪口は1円にもならない。(むしろマイナス)
いわないに限る。