リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

【テーマ】「言い方が悪い」について考えよう!!

本日は、
「言い方が悪い」について考えたいと思います。

 


みなさん、
「言い方が悪い」と感じことないですか?
(言葉遣いが汚いではないです。)


私は、正直言うとよく思います。
(でも、気軽に声をかけて下さいね。。。汗)


これは、
自分に対しての話し方でもありますし、
他者同士の会話を聞いてても感じます。

 


そもそも
「言い方が悪い」とは何なのでしょうか?
そして、
果たして「言い方が良い」ことが良いのでしょうか?

 

 


例えば、
「またやってない!
先月も2回、今月は3回も言ったよ!!
アナタは、本当にダメな人間ね!!」


これは、どうでしょうか?
まぁ、言い方はきついですね・・・・


ただ、言われた方は、
悪くないのでしょうか?


何回も怒らせてますよね・・・


でも、言い過ぎのような気がしますし。


このままでは、
水掛け論で終ってしまいそうです。

 


そこで、
まずは「事実」と「誹謗中傷」を
わけて考えてみましょう。

 


【事実】
「またやってない!」
「先月も2回、今月は3回も言ったよ!!」


【誹謗中傷】
「アナタは、本当にダメな人間ね!!」

 


となります。


ちなみに、
あっさりと言いますが、
「誹謗中傷」は、
完全に ”アウト” ですね!!


では、
「事実」の部分はどうでしょうか?


「事実」を伝えることによって、
・傷つけた人間(言った側)
・傷ついた人間(言われた側)
に分かれますね。


どっちが悪いのか?


私としては、
「事実」を受け止めることが出来ない人が
悪いと思っています。


それはなぜか、
(言われた側が)
「事実(=ありのままの現実)」を
受け止める力が
無いだけからです。


そもそも「事実」を
言った側も傷ついています。


「事実」を
伝えなくてはなならない
”発端の出来事” に対しても
傷つくと分かっていても、
”伝えなくてはならない” ことに対しても
傷ついているのです!

 


職場での他人関係だと尚更ありますよね!

 

 


とはいえ、
ミスをしない完璧人間はいないと思います。


そこで大事なのが、
心理的安全性」です。


それは、
「事実」を伝えることができること。
「事実」を受け止めることができること。
(誹謗中傷はダメです。)


多少、感情的になっても仕方がないです。


それでも、
正しく「事実」を伝え合うことの方が大事だと思っています。

 


言う側も一旦冷静に
「事実」を伝えることに全力を傾けること。


言われる側も
冷静に「事実」を受け止めること。

 


これにつきます!!

 


最後に、
”感情的になる方” への対処法です。


そもそも
人間は、”感情” を自由自在には操れません。


ある程度訓練すれば、
”感情” を殺すことは出来ます。


しかし、
それは、メンタルヘルス上よくありません。


なので、
そもそも感情を掻き立てるような行為をした側が、
冷静に「感情」と「事実」を切り離して考える必要があるのです。


「あんな小さな事でイライラしやがって」と
思うかもしれません。


しかし、
脳の中で発生してしまった
神経伝達物質」や
「脳内ホルモン」を
消せないように、
「感情」もまた消せないのです。
(だからと言って感情的になって良いわけではない)

 

 


そもそも
「事実」をありのままに
受け止めることが出来れば、
「感情」に振り回されないようになります。

 


よって、
ミスした人も
イライラさせられた人も
どんな人においても
冷静に「事実」だけを見つめ、
他者から与えられた「事実」を
冷静に受け止めることが大切です。

 

 

 


さて、もう一方のテーマで
「言い方が良い」とは何なのでしょうか?

 


やさしく「事実」を
オブラートに包む人?
傷つけない人?
でも、
「言い方」を考えすぎて
伝えれなかったり、
ストレスとなってしまったりすると、
良くない気もします。

 

 


だから私は、
誰にとっても「言い方が良い」は、
無いと思っています。
要は、
人にとって受け止め方が違うからです。


優しく言うと
「子ども扱いをされた」
厳しく言うと
「いじわるされた」
無表情で言うと
「私のことを嫌っているわ」
不安げに言うと
「怖がっているのか」
そもそも黙っていると
「言わないなんて信じてくれてないのね」


など、
受け止め方は、
無限にあります。


そんな状況で、
「言い方」を考えさせるということは、
せっかく好意で、
「事実」を伝えてあげようとしている人に対して、
かえって悩ませてしまいますよね!


だから、
「言い方に悪い」はあっても、
みんなにとって「良い」はないと思っています。


強いて言えば、
「事実」を
冷静かつ
正確に
分かりやすい言葉で
伝えることが
「正しい言い方」なのかもしれません。

 


是非、
みなさんも
「言い方が悪い」について振り返ってみてください。


「誹謗中傷」は
絶対にダメですが!


「事実」を
冷静に伝えることは何よりも大切です。


例え聞きたくない「事実」かも知れませんが、
しっかりと受け止める必要があります。


そして、
たとえ「負の感情」が
お互いに生まれたとしても
そこは、
あまり「悪いことだ」と
思い込んだり、
決めつけたりせず、
「感情」すらも、
ありのままを受け止めましょう。


冒頭にも
話したように
私自身
「負の感情」が
生まれることがあります。
しかし、
だからと言って、
振り回されたりはしないし、
逃げたりもしません。
ありのままの感情(=現実)を
捉えることに注力しています。


そして、
「事実」を伝えることが、
自分の為にも
みんなの為にもなると
信じているからです。


最初は、
努力が必要だと思いますが、
正しい「事実」を
伝え合うその先に、
信頼し合って言い合える、
本当の仲間が、
待っていると思っています!!