リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

63)楽しむ

~ Have Fun ~
「楽しい」と記憶力とモチベーションがアップ
 
成績の悪い子どもは、なぜ成績が悪いのかご存じでしょうか?
その理由は、嫌々勉強しているからなのです。
 
実は、大阪大学の研究によりポジティブな感情で学んだ場合とネガティブな感情で学んだ場合では、記憶力に大きな差が生まれることがわかりました。
ポジティブな時は、「ドーパミン」が発生し学習能力を高めてくれます。
逆にネガティブな場合は、「コルチゾール」により学習能力が低下します。
 
ここで、疑問に思う方もいるかもしれません。
負の感情の方が記憶に残りやすいんじゃないかと。
 
そうなんです。
身の危険を感じるような事象に遭遇した場合は、負の感情と共にその時の状況を鮮明に記憶します。
認知症で人の顔も覚えれないような方でも、嫌なことをする人は選別できるというのもそうです。
 
しかし、
このストレスホルモンである「コルチゾール」は、記憶力の大元である ”海馬” を萎縮させたり、そもそも脳全体の働きを低下させます。
だから、学習能力が下がり、結果として記憶力も低下します。
 
だから、先ほどの矛盾は、身の危険を感じるような限局した事象だけは強く鮮明に記憶に残りますが、それ以外は悪い方へとしか働きません。
 
だから、
「楽しむ」工夫をすることが大切です!!
この工夫をすることに努力することが最初に大事な事なのかもしれません。
 
【Point】
どんな仕事・勉強でも
自分なりの「楽しい」ポイントを見つけよう。