リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

60)集中する

~  Concentrate on One Thing ~ 
人間の脳は「マルチタスク」ができない
 
 
人間の脳は17.5テラバイトという想像を超えた記憶容量があると研究によってわかっています。
 
私も良く使う「ウィキペディア」。
この総量が1テラバイトとされているので、
ウィキペディア」17個分の記憶力が人間の脳にはあるということです。
 
話しがいきなり脱線しましたが、
それだけ人間の脳は素晴らしいのです。
 
しかし、
処理能力という点においては、
意外とそうでもないのです。
 
なぜか、
サブタイトルにもあるように、
人間は二つ以上同時に集中することが出来ないのです。
 
 
いやいや、
歯を磨きながらテレビを見ることも出来るし、
料理しながら子どもの面倒も見てるよ!!
 
と言いたくなってしまいます。
 
わたしもそう思っていました。
 
一方もしくは多数が無意識で行えるものは別です。
 
しかし、「企画書を書き」ながら「映画を見る」ことを想像してみてください。
 
これはしんどいですよね!
この二つを同時にすることも大変ですし、
逆に10分おきに交互にやっていくことも大変です。
前者を並列処理、後者を交互処理と言います。
 
要は、集中力が必要なものは「マルチタスク」が向かないということですね。
 
研究では、
マルチタスク」だと、
効率性は半減(倍近く時間が掛かる)
ミスは最大1.5倍に増えるということが分かっています。
 
ということで、
集中力が必要な作業の場合は、
一つの作業「シングルタスク」が出来る環境を準備してみてください。
 
「そんな環境を準備することは不可能だよ!」って方は、
「ワーキングメモリ」と「前頭前野」を鍛えることをお勧めします。
 
【Point】
あれもこれもと欲張らず、一点突破しよう。