リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

31)叱る その2

~  Scold ~
信頼関係がないと、叱っても逆効果
 
前回、「自己成長を促す叱り方」についてお伝えしました。
実は、これを円滑に行うためには、重大な前提というか重要な準備があります。
それは、”信頼関係” です。
 
いくら正しい叱り方をしても、信頼関係がなくては「もう来ません」と言われてしまうこともあります。
 
そのために、
「上司から部下」と「部下から上司」への信頼関係を築くための相互努力が不可欠です。
 
 
「上司から部下」に対して必要なのは、「父親的な愛情」です。
育てる、成長してほしい。将来を期待し、活躍してほしいから叱るんだという愛情。
 
そして、
「部下から上司」に対して必要なのは、「リスペクトや敬意」です。
この感情がない人は、叱られても「何いってるんだ」、「えらそうに」、「あんたとオレは違うんだよ」と反発して、結果ダメ社員まっしぐらです。
要は「聞く耳」を持つ力がないのです。
 
改めてですが、
上司も部下もお互いの相互努力が必要です。
上司は「叱られたくなるような愛情」を持つこと。
部下は「上手に叱らせたくなるような敬意」を払うこと。
 
私は、これが大事なのではないかと思っています。
 
Point
力で説き伏せようとする前に、リスペクトされるような努力が必要です。