リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

25)議論する

~ Disucuss ~
必要なのは、入念な下準備と少しの勇気
 
 
日本人のほとんどは、
議論やディスカッションが苦手です。
一方、アメリカは違います。
なぜかというと子供のころから「ディベート」という議論する力を身につける授業がされているからです。
 
アメリカ人は生まれた時から、
議論が上手いのではなく、
後天的に獲得した能力なのです。
 
だから日本人の私たちは、
諦める必要はありません。
 
そこで、
自分の意見を述べる力を身につける方法を簡単に紹介します。
 
 
(1)議論の練習をする。
  議論そのものの能力を上げたいと思うのであれば、
それは、経験を積むしかありません。
 
 自分の苦手な分野というよりも、
好きな映画やドラマといったテーマで、
楽しく議論の練習することも有効です。
 
 
(2)議論と感情を切り離す
 議論が苦手な人は、
議論で ”感情的なしこり” が残ることが怖いと思っている方が多いのではないでしょうか?
 
そもそも、
”議論” とは建設的に話を進めていくことが前提であり、
「事実」と「感情」を分けて論じていかなくてはなりません。
 
これは、
何度が私のデイリーマガジンでも取り上げましたが、
どうしても「感情」を切り離せず、
「感情」に振り回されてしまう人がいます。
 
しかし、それは「感情」に振り回されてしまう人が悪いのです。
 
「事実」を述べているあなたは悪くはありません。
 
建設的な議論が出来ないのは、
きっと過去に「感情的なしこり」が残る議論を経験したからでしょう。
 
「感情」を切り離せる冷静さを持ちましょう。
 
 
(3)流れを予想する
 次の「想定問答集」にも繋がりますが、
とにかく『準備』をしておくことが大切です。
 
どういった準備かというと、
議論の”論点” や ”質問” を予想して、
対策を練っておくことです。
 
 
 
(4)想定問答集をつくる
 これもまさに『準備』の代表例ですが、
「質問」を予想して、事前に文章でまとめておく。
 
はじめは、
面倒臭いと思われるかもしれませんが、
これはとてもおススメです。
 
なぜかと言うと、
・不安が減る。
・嫌な質問が来ても対応できる。
・想定した質問がくると嬉しい。
・準備力が高まると「準備」そのものが楽しくなってくる。
(調理工程を楽しむようなもの)
・同じ状況であれば”準備” が不要になってくる。
など・・・
以上のようなオマケがついてくるからです。
 
じゃあ、どこまで準備すればいいのか?
 
樺沢先生によると
「10-30-100の法則」を
参考にすると良いそうです。
 
どういうことかと言うと、
10問想定しておけば、70%の質問をカバーできる。
30問想定しておけば、90%の質問をカバーできる。
100問の想定で、99%の質問をカバーできる。
といったイメージです。
 
基本的には
10問から30問ほど準備しておけば、
問題無いでしょう!
 
 
(5)最初に意見をいう
 これは、非常に効果的な心理テクニックですが、
「最初に発言された意見」というのは、
影響力がとても大きいのです。
(いい意味でも悪い意味でも)
 
発言内容に自信がない人には、
おススメのテクニックです。
 
 
 
Point
身近な人と、最近読んだ本をテーマに議論の練習をしてみよう!