リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

The 6th 解明!?体重変化のメカニズム!!~世界最新の肥満理論~

本日は、『全容解明した体重の変化のメカニズム』という
テーマで解説してまいります。
 
 
 
〇幾多ある「肥満理論」はどれが正しいの?
これまで様々な「肥満理論」が提唱されてきました。
《カロリー・糖分・食物依存症・睡眠不足・小麦・ストレス・炭水化物・腸内細菌など・・・》
 
こうした様々な説が飛び交っていましたが、どれが正しのだろうか?
 
 
 
・・・・実はどれも肥満理論の真実を含んでいるのです!
 
 
〇「年単位の調査」を分析することの大切さ
過去の肥満実験の調査では、短期間しか見てきませんでした。
(これは仕方のないこと。実験で何年もこの食べ物で生活しなさいと
 強制することは倫理的に出来ないし、予算も厳しいものがあるでしょう)
肥満患者の多くは、年単位で少しずつ増えていきます。
このことからも「たった数週間」の研究で、
「肥満理論」を明らかにすることには限界があったと言えます。
 
〇「ホルモン」ですべて説明がつく。
それでは、肥満の原因となる「体重の設定値」はどのようにして決まるのか?
実は2つのホルモンに「体重設定」との因果関係が認められました。
その犯人は
 主犯   「インスリン
 共犯者「コルチゾール
ということがわかりました!
 
〇「インスリン」はどんな悪さをするのか?
インスリンは、エネルギー代謝を調節する重要なホルモンです。
簡単には、
・細胞内に糖分を取り込む→血糖値が下がる
・細胞内に脂肪を取り込む→脂肪細胞が増殖する
という機能があります。
 
イメージとしては、
エネルギーを溜め込む「貯蔵ホルモン」とも言えます。
(少し詳しく言うと、合成ホルモンとも言われています)
 
〇「やせの人」と「肥満の人」のインスリン反応の違い。
インスリン反応とは、空腹時や食後のインスリン分泌量の経時的変化です。
研究によって、
・痩せの人は、インスリンの分泌が穏やかで少ない。
・肥満の人は、インスリンが分泌が激しく多い。
ということがわかりました。
 
このことからも、
インスリン」が肥満の大きな要因であることがわかります。
 
次回は、さらに憎き肥満の首謀者「インスリン」について解説していきます!