リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

4th 【Step 4】 「まず動く」 キツイのは最初だけ。とにかく「手をつける」

1)5分ルールで”やる気エンジン”が始動する
2)取り組む順番を考える
3)嫌いなおかずを最初に食べるか、最後に食べるか


本日は、以上のテーマで進めていきます。


1)5分ルールで”やる気エンジン”が始動する


5分ルールとは、
とにかく、何でもいいから、5分だけやってみる。


そして、重要なポイントが、
「5分だけ」ということです。
「5分」たったらやめようと心に誓いやってみるのです。


すると
不思議なことに5分経っても、
もっとしたいという風になっています。


ヒトには、
”中途半端な状態で終らせたくない” 
という心理があります。


ドラマや動画配信サービスなんてのが
当てはまります。


1話だけ見るつもりが、
結局ズルズルと課金してまでみてしまった・・


この心理行動を逆手にとって、
「5分だけ」と決めてやってみる。


これは、
かなり強力な心理テクニックです。

 

 


2)取り組む順番を考える


前回お話しした「ブレイクダウン」
「大掃除」で例えました。
・リビングと寝室
・バスルームのカビ取り
・トイレ掃除・・・・・・


一見すると、
やりやすくはなりましたが、
どれから初めて行こうか悩みませんか?


これを、
「選択回避の法則」といいます。


人は選択肢が多いと決断しにくくなるのです。


なので、
取り組む順番を決めておくと悩まずに済みます。

 


1日目:リビングと寝室
2日目:バスルームのカビ取り
3日目:トイレ掃除
4日目・・・・・・


このように
取り組む順番を計画立てておくと
取り掛かりやすくなります。


ここで、
もう一つ悩みが出てきます。


「難しいことから先にやる」か、
「簡単なことから先にやる」を
どちらからしようという悩みです。


実は、どちらもメリットがあります。
次で解説します。

 


3)嫌いなおかずを最初に食べるか、最後に食べるか


「難しいことから先にやる」という選択。


これは別名
「ワースト・ファースト・アプローチ」という言います。


単純に言えば、
難しいものを先にやれば、
その後の作業が簡単に思えて、
スムーズにやり遂げることができるというものです。


それに、体力や意志力があるうちに
難しいことに取り組めます。


一方
「簡単なことから先にやる」にもメリットがあります。


難易度の低い作業をテンポよくサッサっと終わらせていく事によって、
「よし、今日のオレは調子がいい。イケる気がする」と、
モチベーションがアップし、
あっという間に難しい作業まで終わらせることができるのです。


人には「初頭効果」という心理効果があります。
これは、
最初に抱いたイメージが
後々まで影響してしまう状態のことをいいます。


よって、
初めに「簡単なことから先にやる」をタスクに持ってくれば、
タスク全体の印象を和らげる効果もあります。


「難しことから先にやる」か
「簡単なことから先にやる」。


私は、
いつも後者の方を選んでやっていました。
たぶん、
自分に「自信がない」からだと思っています。
だから、簡単な作業から「自信を身につけ」、
その日のパフォーマンスを上げることを
無意識に選択していたのだと思います。

 


みなさんは、
どちらが自分に合ったタイプなのかを見極めて取り組んでみてください。