リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

The 4th  運動神話に騙されるな!~「カロリー制限」という幻想~

本日は
 『運動神話』に騙されるな!というテーマでお話ししていきます。
 
 
〇「運動人口が増えても、太った人は減らない」統計データ
 運動は、健康という観点ではこれほど素晴らしいものはありません。
しかし、肥満はどうでしょうか?
運動して痩せたという個人的な話しは抜きにして解説していきます。
(もちろん、運動して痩せることもあるからです。否定しているわけではありません。)
英国の1977年から2008年の調査で、運動人口が増えても肥満率は下がらなかった。
 
 
〇「運動しない国」ほど痩せの人が多い事実
日本は先進国の中では、肥満率は最下位です。
ダントツのトップは、州によっては砂糖税を導入したアメリカです!
それは、カロリーの摂取の問題では?と疑問を抱くと思いますが、
前回、解説したようにカロリー摂取量は増えていないんです!!
子どもへの米国調査では、3歳から5歳までのこどもの運動量と体重の比較において、
「運動と肥満の間には何ら関連が見当たらない」という結論になっています。
 
 
〇どうしても「食べた以上に動く」と「痩せる」ように思える。
これまで、「肥満の解消」には食事療法と同じくらい運動が大切であると言われ続けてきました。
しかし、ここまでのお話しでもわかるように、明らかに「食事療法」の方が大切です。
 
 
〇思った以上に「食欲」が増大する。
ハーバード大学院のコホート研究により、激しい運動の後は食欲が増すことがわかった。
 
 
今回はかなり簡略化して説明させて頂きました!
 
 
ここだけは強調してお伝えしないのですが、
決して「運動」を否定しているわけではありません!!
 
むしろ運動は超がつくほど重要です!
 
 
次回は、過食のパラドックスというテーマでお話しをさせて頂きます。