リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

The 1st 「痩せない知識」でダイエットに挑んでいる事実 ~肥満の事実~

本日は、
 『人類のダイエットの黒歴史』をご紹介致します。
 
長めの文章なので、
さらっと読み進めてくださいね!!
 
以下、本編
 
人間性を脅かす寄生体として、
肥満ほど悩ましいものを知らないし、
想像もできない。』
ウィリアム・バンティング
ロカボダイエットの生みの親)
 
センセーショナルな
文章から始まりましたが、
この言葉は、
1863年に
世界ではじめて
ロカボダイエット食事法
を実践したウィリアムさんが
言った言葉です。
ちなみに、余談ですが
この方は医者ではなく
葬儀屋さんでした。
 
私は、ロカボダイエットを
最近発見されたダイエット法だと
思っていましたが、
150年も前から実践されていたなんて
びっくりです。
 
【助言を下す「医者」が太っている。】
 肥満であれその他の疾患であれ、
まず初めに考えなければならない
最も重要なことは、「原因」を知ることなのです!
 
私たちは、肥満の原因を
単なる
「摂取カロリーと消費カロリーの問題」
だと思いこんでいました。
 
カロリーとは、
「食べ物から取り入れるエネルギーの単位」のこと。
大きく分類すると
「摂取カロリー」
 食べ物によって摂取されるエネルギー
「消費カロリー」
 運動や生命活動によって消費されるエネルギー
 
だから、
「摂取カロリー」を抑えて、
「消費カロリー」を増やせば痩せる。
ということになるのです。
 
そして、これが”真実”だと思っている人が大半です。
 
しかし、これが本当に正しいのでしょうか?
 
 
【「本当の原因(根本原因)」に対処する】
 
 たしかにカロリーの摂り過ぎは
体重増加の一因かもしれません。
 
これを「近因」といいます。
 
我々が思っていた「根本原因」とは
違うのです。
 
どういうことかというと、
肥満の成り立ちを以下のように分解して考えます。
 
《近因として捉えると》
 「消費カロリーより摂取カロリーが多い。」
 「だから、食べる量を減らし、たくさん運動をしましょー!!」
一見正しいように思えます。
 
しかし、こういう見方もあります!
 
そもそも、
 「あの人は毎日油こってりのハンバーグを食べているのに太らない?」
 「イヌイットという動物脂肪ばかりを食べる民族は太っていないのはなぜ?」
 「脂肪は高カロリーなのになぜ太らないの?」
 
 こうやって考えていくと、
 『カロリー=太る』
 というのが、 
 如何に短絡的な結論付けだったかがわかります。
 
《根本原因として捉えると》 
ちなみに、一つではありません!
・遺伝子要因
・エネルギー消費されにくい食べ物
・貯蓄されやすい食べ物
・ホルモン
・ストレス
・社会的な肥満
・食事の回数
などなど挙げたら限がありません。
 
まさにこれから長期にわたって
紹介していく内容ですので、
簡単にはご説明できません。
 
しかし、先にも挙げた
「近因」を解明するために、
世界中で何千億という予算を掛けて
研究がなされてきました。
そして、世界中の医者がカロリーを
控えるという間違ったことを推奨してきました。
 
みなさんはこれが正解じゃないことは、
もうわかりましたね!
 
ここからは、
つらつらと事実を紹介しますね!
 
〇「低脂肪」は心臓にも減量にも効果がない。
 
    約100年前より「脳血管疾患」が
社会問題として浮上してきた。
そして研究が始まり、
調査した疾病者の多くが高脂血症だった。
そのため、「脂質」=悪者となってしまった。
 
〇「低脂肪食」は「高糖質食」と内容は一緒。
 
   食品に含まれる「脂質」を減らすということは、
3大栄養素のバランスから考えると
タンパク質か炭水化物で補うことになる。
 
「脂質」を減らすには、
脂肪を含んでいる「肉」や「乳製品」を
減らすこととなり、
ご飯やパスタなどの炭水化物が増えることになる。
 
さらに恐ろしいことに、
(精製された)高炭水化物食ということである。
 
〇間違った事実国家レベルで啓発されてきた。
 
 脂質を減らすためには、
肉を食べずに、ご飯をたくさん食べましょう!
低脂質の加工食品をたべましょう!
炭水化物は太りません!
 
昔は、こんなことが言われていました。
いまでは考えられないことですが・・・
 
〇誰が言うかで真実が二転三転する
 
 国家は、太らせたくないために間違った事実を誇張する!
 「炭水化物は太りません!!」 
 大手の食品会社は、都合の悪い事実を伏せ幸福体験を誇張し依存させる!
 「このコカ・コ〇ラを飲めばHAPPYになれる!!」 
(HAPPYになるのは売ってる会社であって、飲んでる人は不幸になる)ちょっと言いすぎました・・・
 
でも、これらは残念ながら事実なんです。
 
例をあげると
 
1977年のアメリカ政府の食事指導(マクガバン報告)
 ・炭水化物の量を増やし、摂取カロリーの55~60%を炭水化物とすること。
 ・脂質の量を減らし、摂取カロリーの55~60%に抑えること。
1995年のアメリカ心臓協会(AHA)の食生活指針
 ・脂質とコレステロールを多く含まないパン、シリアル、パスタ、でんぷん質を
  含む野菜を週に6食以上は食べること」
・飲み物に関しては、「炭酸飲料」を選ぶこと。
 
精製された小麦粉で作ったパンと炭酸飲料の組み合わせ・・・
 
・・・・医者が儲かるための、患者育成指針と言えますね!
 
今じゃ考えられないようなことを、
正確な科学的根拠なしに
国家レベル、医師の協会レベルで
推奨されてきたんです。
 
「やる意味なし」くらいだったら許せますが、
病気になるように指導していた事実があるので、
悪意はなかったと信じていますが、
真逆の指導してきたことに対して、
せめてもの反省と謝罪くらいはしてほしいものです。
 
 
と怒りをぶつけたところで、
第一回は終わりたいと思います。
 
本シリーズの前半は、
こんな形で
「過去の闇歴史」や「肥満になる根本原因」などが中心になります。
後半は、健康的に痩せるための具体的な実践方法になりますので、
これからもご愛読してくださいね!