リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

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【第三章-3】 科学的に正しい筋トレ ~最強の教科書~

【第三章-3】 科学的に正しい筋トレ ~最強の教科書~
 
本日は、『どうやってタンパク質を摂取したらよいか』について
解説してまいります。
 
 
〇 最強の理想食品は、肉、卵、牛乳、大豆
 
 良質なタンパク質は『アミノ酸スコア』で決まります。
前回お話ししたように、人体で使われているアミノ酸は、
必須9種、非必須11種で構成されています。
この『必須アミノ酸』の摂取が重要になってきます。
なぜか?
それは、体内で合成できないアミノ酸だからです。
必須という意味は、
「体内で合成できないから、食事摂取が必須」
ということです。
 
だから、必須アミノ酸9種類がバランスよく
含有されている食品が理想です。
ちなみに、そのバランスを指標化したものが、
アミノ酸スコア』というものです。
100点が満点です。
 
★100点満点の食品例
 1:豚肉(ロース、脂身なし)
 2:鶏卵(全て)
 3:牛乳
 4:大豆
 
ポパイでお馴染みの『ホウレン草』も、
実は94点ですがすばらしい食材なんです!!
 
〇 タンパク質の過剰摂取は『腎臓』に悪い?
 
 実は、タンパク質が腎臓に悪いとされだしたのは、
1948年のミネソタ大学の研究報告からでした。
それ以来70年以上にわたり、タンパク質は「悪」と
されてきました。
 近年の研究でわかってきたことは、
★腎機能不全者にとっての『高たんぱく食』
 →腎機能低下を加速させる。
★腎機能正常者にとっての『高たんぱく食』
 →正常のままである。
 
しかし、
 唯一『赤身肉』ばかりの過剰摂取は、
 腎臓病リスクを高めると報告されました!
 
逆に、
 『白身肉』
 『ナッツ』
 『大豆』
 『乳製品』
これらの摂取量の増加は、
むしろ腎臓病の発症リスクを下げる!!!
 
Point
 赤身肉より、白身肉!
 植物性タンパク質の摂取を心がけましょう!!
 
次回は、
『「プロテイン+糖質」は意味がない?』
『牛乳は、無脂肪乳より「全乳」を選ぼう』
の3本立てでご紹介致します!