リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

【第一章 3】 科学的に正しい筋トレ ~最強の教科書~

本日は、「筋力を強くする」をテーマ解説していきます。
 
最初に話したように
「筋肥大」と「筋力増強」は違います。
筋肉が大きいからと言って、
筋力が強いとは限りません。
 
前回までのお話は、
筋肉を大きくするための
お話しでした。
 
ここは、大事な違いなので
ちゃんと理解しておいてください。
 
それでは、「筋力増強の筋トレ方程式」を解説していきます。
まずは、方程式から
筋力増強=
レーニング強度×
運動スピード×
週の頻度
です。
 
《トレーニング強度》
結論:高強度トレーニングの一択です!
筋肥大と違い、筋力は運動神経に依存します。
そのため、高強度トレーニングにて、
大きい運動単位を使わないといけないということです。
 
《運動スピード》
結論:1回が6秒以下の運動
より素早い運動により、大きい運動単位を使うこと。
 
《週の頻度》
結論:出来れば毎日!
若干、筋肥大と近い理論ですが、
週単位の総負荷量が大切になってきます。
しかし、神経活動がもっとも大切なので、
筋損傷による総運動量の低下よりも
毎日運動して運動神経の活動を
活発化させる方がより効果的ということがわかりました。
 
 
 
 
ざっと「筋力増強」について解説しましたが、
我々、クライアントである高齢者について考えると
「筋肥大」より「筋力増強」の理論が大切になりますね。
 
筋線維の肥大化よりも、運動神経の賦活、運動学習が
より大切になってくるということになります。
 
しかし、
「高強度」も
「高速度」も
「高頻度(毎日)」も
なかなか達成しづらい内容ですね。
それが、高齢者の「筋力増強」を
難しくしている理由なんでしょうね。
 
裏を返せば、
この理論で高齢者のトレーニングを
してきた人たちはまだ少ないはずです。
我々が、少しでも効果的に
高齢者の「筋力増強」を導いていく。
出来ることから!
この姿勢が大切だと思います。
 
次回から、
「科学的に正しいトレーニングの前後」というテーマで
解説していきます!!