リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

65)完成させる

 
~ Complete ~
「30点の完成品」を、時間を掛けて磨き上げる
 
書類や原稿など、締め切りがある仕事を期日までに完成させられないという人は多いはずです。
あるいは、レベルの高いものをつくろうと気合が入れば入るほど「手がつけられない」、「スタートできない」という人も多いでしょう。
 
その理由の大きな要因は、初めから完璧なものを作ろうとしていることにあります。
いきなり「100点を目指して」頑張るとミスをしないことに注意してしまうため、全然進みません。
 
それよりも「まず30点くらいの完成品を目指して」、とりあえず書き始めると少なくとも一歩は進めます。
初めはそれでいいと思います。
ちなみに、必ず目的・目標は定めてください。
30点と例えで出していますが、それは100点という何かが決まっているからです。
100点が決まってないと、30点がどこかわかりません。
だから、まずは何のために書くのかは、書き始める前に決めておいてください。
 
目的・目標が決まれば、とりあえず最後まで書き上げます。
とにかく、30点くらいのレベルで結構です。
 
ざっと書き上げて、翌日にでも「直し」作業に掛かります。
一旦、誰かに文書を読んでもらうのもいいでしょう。
おススメです。
 
しかし、注意があります。
必ず、読ませる前に「目的・目標」を伝えてください。
読み手は、何のための文章なのかがわからないと、読み込むうちに迷子になってしまいます。
何のためにがハッキリしていれば、読み手はしっかりと読み取って欲しい文章に集中できます。
 
これは、よくあることですが、
「目的・目標」を告げずに読んでくださいというのは、相手はとても苦労します。
きっと、誤字・脱字などの文章としての正しさばかりに気が取られてしまうことでしょう。
本当にアドバイスが欲しい部分と違う結果となるので、お互いにとって不毛な時間になります。
 
話しは脱線したので、戻します。
30点でいいから作り上げる利点は、とにかく書き始めることが出来ると言いました。
もう一つ大事なことがあります。
「直し」の時間を確保できるということです。
 
例えて説明しますと、
書類作成に10時間という時間を与えられた二人がいたとします。
一人は、10時間かけてじっくりと最後まで書き上げる。
もう一人は、5時間かけて30点レベルの書類を作り、残りの5時間で「直し」を入れ完成させる。
どちらが、良い書類が出来たか?
 
もう、お分かりですね。
後者の方がより完成度の高いものが生み出せました!
それは、後者のように「直し」に十分な時間を作り出すことでより完成度の高いものが生み出せます。
 
みなさんも、いきなり100点を作ろうとするより、まずは30点を作り出しましょう。
そして、自分で見直したり、誰かからアドバイスをもらうことに時間を掛けましょう!!
 
【Point】
第一稿はすばやく仕上げて、
「直し」の時間を確保しよう。