リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

33)説明する その1 

~  Explain ~
意味記憶」から「エピソード記憶」に変換
 
 
アウトプットをするためには、説明する力が必要になります。
逆にいうと、説明する力が身につけば、アウトプット力やさらにインプット力が高まるといえます。
 
今回は、説明することでアウトプットするために必要な記憶力が高まることについて解説したいと思います。
 
記憶の種類として、
意味記憶」と「エピソード記憶」というものがあります。
 
意味記憶」とは、単一の言葉や物などの意味を記憶することです。
たとえば、「りんご=Apple」のように単純に意味の組み合わせみたいなものです。
 
エピソード記憶」とは、まさにエピソードとしてストーリーの伴う記憶です。
たとえば、「お母さんが、りんごを使ってApple Pieを作ってくれて嬉しかった」みたいなストーリーのあるようなものです。
 
どちらが ”覚えやすく” そして ”忘れにくい” かと言うと、「エピソード記憶」のほうなんです。
 
ということは、記憶したい情報はエピソードとして記憶することが重要だということなんです。
 
ここで、”説明する” ことのメリットが見えてきました。
説明するという行為は、エピソードとして語るので記憶力が高まるということですね!
 
じゃあ、何でも説明しようと何も準備せず「やみ雲に話をすればいいか」と言うとそうではありません。
ただ、難しい単語ばかりの補足説明もないような話しは誰も聞きたくないですし。
または、簡単な言葉ばかりでも脈絡のない話しなら結局何を伝えたいのかがわからず「聞き疲れ」をしてしまいます。
 
ということで、
相手に理解してもらうために分かりやすく、かつ面白く聞いてもらうために、ストーリー仕立てで繋がりのある話しを準備することがとても大事ということですね!
そんな素晴らしい説明を聞けば、相手も記憶しやすいし、説明した本人も記憶が強く定着するということなんです!!
 
 
Point
覚えたい事柄は、自分の言葉で誰かに説明してみよう。