リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

The 19th-4  教えて!お腹いっぱいに食べて太らない方法 ~「減量の正解」~

「お腹が膨れても体重が増えない食事術」について
6回にわたって解説しています。
 
~Part1~ 
〇 はじめに 
〇「ユニークな減量」をすると後で必ず太る
〇 従来のダイエット法は「6か月後」 元に戻る
〇 「複数のプラン」を同時に回すーー医学的に確実なやり方
〇  現時点で疫学上「最も信頼できる」”5ステップ” 『完璧な減量』
 
~Part2~ 
〇 ステップ 1 「添加糖の摂取」を減らす
 
~Part3~
〇 ステップ 2 「精製された穀物の摂取」を減らす
 
~Part4~ 《←本日はココ》
〇 ステップ 3 「たんぱく質の摂取」を減らす
 
~Part5~
〇 ステップ 4 「いい脂肪」をもっと食べる
 
~Part6~
〇 ステップ 5 「食物繊維」をもっと食べる
 
 
 
本日は、
ステップ3の「たんぱく質の摂取」を減らす
をテーマに解説致します。
 
精製された穀物とは異なり、
たんぱく質を食事から抜くことはできない!
 
それに、そもそも完全に抜いてはいけません。
 
 
カロリーベースで考える
理想的な比率としては、
食事で摂取する総摂取カロリーに対して
たんぱく質を20~30%に抑えることです。
 
 
乳製品や肉などの
たんぱく質を多く含む食品には、
脂質も多く含まれています。
 
マメ科の植物など
植物性たんぱく質が多い食品には、
(良い)炭水化物も多く含まれている。
 
このことから、
天然の食材で
そもそも「たんぱく質だけ摂る」ことも
たんぱく質だけ減らす」ことも
不可能なのです。
 
一部のとても偏った食事をすれば別ですが・・・
 
それこそ長続きすることはないでしょう。
 
 
もし、
「高たんぱく質ダイエット」をするならば、
上記で説明したように天然の食材では難しいので、
加工食品に頼らなくてはなりません。
 
飲むシェイク飲料やバー、
プロテインパウダーに頼ることになりますが、
これらは、
ただ高度に加工された ”にせの食べ物” です。
(私は毎日摂取していますが・・・汗)
 
 
ここまでの説明では、
あくまでも肥満を減らすという目的なので、
やや「たんぱく質」を減らすことが良いという論調になっていました。
 
しかし、総カロリーの30%ほどは
たんぱく質を摂っていいことから、
極端な制限ではないことがわかります。
 
筋肉をつけることを
優先されるならば、
やや比率を考え直しても良いかと考えますが、
リバウンドさせないことを
第一に考えるのであれば、
本マガジンの理論を
実践されることをお勧めします。
 
 
 
 
次回は、
ステップ4の「いい脂肪」をもっと食べるを
テーマに解説致します。