リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

【第四章-1】 科学的に正しい筋トレ ~最強の教科書~

【第四章-1】 科学的に正しい筋トレ ~最強の教科書~
 
本日は、
 筋トレを続ける理由を3つご紹介致します!
 
〇 筋トレは「病気にならないカラダ」を与えてくれる。
結論:
 週1回以上の筋トレは、ガンによる死亡率を33%減少させる。
 週2~3回の筋トレは、すべての病気の死亡率が23%減少させる。
 
筋トレやエクササイズは、健康や幸福に多大に寄与することが
大規模な疫学研究によって報告されています。
私自身様々な文献を見てきましたが、これは間違いのない
不変の事実と言ってよいと思います。
運動の効果を科学的かつ化学的に説明したいと思いますが、
それこそあまりにも膨大になるので割愛させてもらいます。
気になる方は言ってください。
資料はお貸ししますよ。
簡単にトレーニングが死亡率を減少させるメカニズムは
・トレーニングによる血圧低下
・糖尿病のリスク低下
・全身性炎症の減少
抑うつ症状の軽減
・認知機能の改善
・筋肉量の維持や増加
 
Point
 週2回の習慣的な筋トレは、
 ガンによる死亡率を3割減少させ、
 あらゆる病気の死亡率を2割減少させる。
 医療費・介護費が国家予算や我々の家計を
 圧迫しています。
 この現状を考えると、習慣的に運動することほど
 良い改善案はありませんね!
 
〇 筋トレは「睡眠の質」を上げる。
結論:高い総負荷量と高い頻度の運動は睡眠の質(量ではない)を向上させる。
筋トレと睡眠のメカニズム
筋トレをすることにより、
1:体温の上昇
2:心拍数の低下
3:BDNF(脳由来神経栄養因子)の増加
4:グルコース代謝の増加
5:成長ホルモンの増加
以上のことが
『睡眠の質』の向上に影響していることが分かりました。
 
Point
 筋トレを高い総負荷量で高頻度で実施することは、
 睡眠の質を向上させ、運動能力以外の
 パフォーマンスにも影響する。
 
 
〇 筋トレは『メンタル』を改善する。
結論:筋トレは『不安』と『うつ病』を改善する。
超ストレス解消マガジンでもご紹介致しましたが、
習慣的な運動にはメンタルを改善させる力があります。
2017年に世界で初めて、筋トレと「不安」や「ストレス」との
関係を調査したメタアナリシスが報告されました。
筋トレは、
『健常者の不安を大幅に改善させるとともに、
不安障害などの患者の不安も改善させる』
ということが報告されました。
これは、性別や年齢は関係ありません。
そして、うつ病の改善も報告されています。
 
Point
 運動は身体だけでなく「精神」にも
 多大な良い影響をもたらします。
 精神的に落ち込んだら、
 薬だけに頼ったり、
 引きこもって療養したり、
 という手段だけでなく、
 運動するという選択を
 第一に考慮してください。
 
次回は、
 『それでも筋トレが「続かない」ワケ』
 『筋トレを「続ける」技術』
をご紹介致します。