リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

【第三章-1】 科学的に正しい筋トレ ~最強の教科書~

 
 
本日は、科学的に正しい「タンパク質摂取法」を
テーマに解説していきます。
 
 
〇なぜ、筋トレに『タンパク質』が必要なのか?
 
「もちろん、筋肉がタンパク質で構成されているからだ!」と
判り切ってるじゃないかと思う方がほとんどかと思います。
その通りです。
なので、あまり深く話しませんが、
タンパク質は
筋肉を構成したり(アクチン・ミオシンなど)
作る際の化学反応に使われたり(酵素など)
輸送体として使われたり(アルブミンなど)
様々です!!
必須アミノ酸(11種)厳密には、ちょっと違う。
必須アミノ酸(9種)
このアミノ酸の組み合わせで、
人体には約10万種類以上のタンパク質が関わっています。
 
〇筋トレ後のタンパク質摂取は理に適っている。
 
近年、アミノ酸安定同位体を用いる研究手法が確立し、
アミノ酸の合成・分解を詳しく調べる方法が生み出されました。
そのおかげで、次々と筋合成に関するタンパクの知見が報告されています。
近年のスポーツ科学やスポーツ栄養学では、
『筋トレだけでは筋肥大は生じない』
『筋トレ後にタンパク質を摂取する』
ことが常識となっています。
 
 
『体内のアミノ酸が不足した状態で筋トレしたとき』は、
筋タンパク質の合成量は増加しませんでした。
 
『筋トレ後にタンパク質を摂取したとき』は、
筋タンパク質の合成量が顕著に増加しました!!
 
筋トレをする。
 ↓
筋タンパク質の合成感度が高まる。
 ↓
タンパク質を摂取する。
 ↓
筋タンパク質の合成が促進される。
 ↓
筋肥大が生じる
 
というのが筋トレから筋肥大までの一連の流れです。
ここから、アミノ酸(タンパク質)が必要ということがわかります。
 
 
次回は、『タンパク質の最高の摂取タイミング』について
解説してまいります。