リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

3rd(2) 【メリット①】すぐやれば、脳が活性化する!

【メリット①】すぐやれば、脳が活性化する!
・脳は「いくつも同時」にやるより「ひとつずつ集中」が得意
・先延ばししたことが「気がかり」になって脳の負担をかける
 
 
本日は、以上のテーマを元に解説致します。
 
 
【メリット①】すぐやれば、脳が活性化する!
・脳は「いくつも同時」にやるより「ひとつずつ集中」が得意
 
先延ばし克服のための知識として、
人間の脳の処理能力に関する特性があります。
 
それは、
「シングルタスク(モノタスク)」
です。
 
これは、
同時に作業を進めるか、
1つの作業に集中して進めるか、
という違いです。
 
要は、
クルマの運転だけに集中するか
運転しながらスマホをチェックをするか
の違いです。
 
ちなみに、
程度(能力)の差はありますが、
基本的に、
「シングルタスク」の方が、
人間は脳本来の能力を発揮できます。
 
よって、
可能であれば、
「シングルタスク」にしたほうが、
”正確かつ素早く” 
作業を処理できるということです。
 
 
〇 先延ばししたことが「気がかり」になって脳の負担をかける
 
目の前に、
締め切りが近い ”やりかけの仕事” があるとします。
 
もちろん、
残業してでも
早く仕上げてしまった方が良いことはわかってる。
 
でも、
飲みに行きたいな、
録画した映画をみたいな、
サッカー観戦したいな、
よし、決めた。
 
残りの仕事は明日にしよう!!
 
 
誰でも経験がある
まさに王道とも呼べる
「先延ばし」シチュエーションです!!
 
同時にこんな経験もしているはずです。
 
残業せず帰ったけど、
本当に帰ってよかったのか。
何だか、気になってしょうがない。
 
あとにしようと
決断したのに、
なぜ、
”気になってしょうがない”
という感覚に陥るのか。
 
 
それは、
人間の心理特性として
「ツァイガルニク効果」が
影響しているからです。
 
 
簡単に説明すると、
人は、
「やり遂げたタスクより、”未完” のタスクを強く覚えている」
からなのです。
 
だから、
気になってしまうのです。
 
 
そして、
この ”気になる” という状況は、
脳の処理能力としても割り当てられています。
要は、脳のムダ遣いなのです。
(脳のマルチタスク化)
 
これを、
ウィル・パワー(意志力)の浪費」とも呼びます。
 
「先延ばし」して気になる状況が、
脳本来の力を奪っているのです。
 
逆を言えば、
目の前のタスクを
とっとと片付けてしまえば、
脳本来の力で取り組むことができるのです。
(シングルタスクに近づけるということ)