リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

超ストレス解消法 第七話

お疲れ様です。
本日は「思考のアンバランス」の解消法についてご紹介します。
 
「自動思考キャッチトレーニング」
「自動思考キャッチトレーニング」は、「思考のアンバランスを解消するのに最も有効なテクニック」です。
おもに「認知行動療法」というセラピーで使われる手法で、その効果は科学の世界でも折り紙つきです。
5086人を調べた2017年の大規模な調査でも良い成績が出ており、うつ病や不安などのストレス改善に大きな効果が示されました。
思考のアンバランスを正したいときに、まずやるべき一手だと言えます。
(サンプル数1として、私自身の体験を通しても良かったのでおススメします)
 
自動思考キャッチトレーニングを具体的にいくつかご紹介します。(内容はネットで調べてください。)
〇シンプル・ソート・レコード 
 3つコラム法で「こころのスキルアップ・トレーニング」の簡易版みたいなもの
〇ケース・フォーミュレーション
 詳しく掘り下げて分析が出来るため、ストレス解消効果が大きい。
〇セブンコラム法(梅尾おススメ)
 ケース・フォーミュレーションの上位版みたいなものです。
 「自動思考キャッチトレーニング」で最も効果が高いです。
 →アプリの「こころのスキルアップ・トレーニング」精神科医 大野 裕監修が良いです。
〇エクスプレッシブ・ライティング
 単純に出来事や感情を書き出すことです。日記やメモ帳でも何でも良いです。
 「自動思考キャッチトレーニング」のなかでは一番簡単なものです。
 しかし、効果は絶大です。
 研究では、数週間から数か月でネガティブ感情が減り、幸福感が高まったとされています。
 かつ、認知機能も改善するといったおまけつきです。
 
ストレスを抱えている方は、常にストレスのことを考えつつ、日常生活や仕事に取り組んでいるので「マルチタスク」で脳がパンク状態になっています。
「自動思考キャッチトレーニング」は、書き出すだけでも一旦ストレスの棚卸しが出来ます。
そして、目の前の物事に「シングルタスク」で取り組めるということがさらなるストレス回避にもなります。
また、「シングルタスク」は認知機能を最大限活用できるので、ストレスの根本原因を解決出来る能力を取り戻すことにもつながります。
 
エクスプレッシブ・ライティングのポイント
 イライラや不安を書き出すのは最強のストレス対策のひとつ。
 まずは、一日20分を4日間だけ続けてみてください!!
 
 
他には・・・・
ジェネリック・ユー
 →身に起きた出来事を一般化する手法
〇心配スケジューリング 
 →不安や心配などがあらかじめわかっているならおススメ
〇SPARX(スパークス) 
 →医学的にも実証されているゲーム感覚で楽しめる認知行動療法です。
  2,000円ほどするようですが、効果を考えると安いものだと言えます。
 
今日はここまでです。
次回から、「栄養のアンバランス」についてご紹介します。