リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

超ストレス解消法 第一七話 最終話

お疲れ様です。
本日は、いよいよの最終話「無敵のメンタルを手に入れる」です!!
とても長いので心して読んで、噛みしめながら実践してくださいね。
 
ここまで、ストレスを癒すための様々な方法を紹介しました。
これらの技法を実践すれば、間違いなく改善します。
しかし、テクニックが多すぎて「どれを使えばいいのか?」
と悩んでしまうのではないかと思います。
最終話では
 「実生活に活かすためのロードマップ」を紹介します。
 
この「ロードマップ」は、
実践するほどメンタルが強くなっていくように組立ています。
最後は、「無敵のメンタル」を手に入れるがゴールです!!
 
ゲームでもするように楽しんで「ロードマップ」を
歩んで頂けると幸いです。
 
【レベル1】 準備を整える。
 《実践の目安時間》1~3時間
 目標:ストレス解消の知識を棚卸しすること。
 #1 コーピング・レパートリー 
 →お気に入りのストレス解消法のリストアップ(紙でもスマホでも)
  多ければ多いほど良いです。3時間ほど掛けてじっくり吟味してください。
  目安50個以上
 
【レベル2】 手法を使ってみる。
 《実践の目安時間》2~4週間
 目標:コーピング・レパートリーを実践する。
 #2 コーピング・レパートリー(以下、リスト)を持ち歩く
 #3 ストレスを感じたらリストを確認する。
 #4 使ったら効果を確認し記録する。(10段階で5くらいかななど・・)
 *本当は「コーピング日記」をつけることが大事。
 
【レベル3】 三種の神器を使いこなす。
 《実践の目安時間》4~8週間
 目標:三種の神器の最低実践ラインをクリアすること。
 #5 呼吸の最低ライン
  「バルーンブリージング」・・・まずは4週間実践
  「ブリーズ・カウンティング」・・・慣れるまで
  慣れたら、好きな呼吸法を実践。
 #6 運動の最低ライン
  「ウォーキング」を1日10分を8週間
  出来れば、公園や森林がベスト
 #7 自然の最低ライン
  出来れば森林浴だが、時間が無ければ写真や観葉植物でも良い。
 *レベル2で紹介した、「コーピング・レパートリー」と「コーピング日記」は併用し続けてください。
 
【レベル4】メンタル強化のための、「栄養のアンバランス」の解消
 《実践の目安時間》12~16週間
 目標:ストレスの根本原因の一つである「栄養のアンバランス」へ対処する。
 #8 「SMILES」食事法の採点 詳細は「SMILES」確認。それを感覚で採点
 
【レベル5】メンタル強化のための、「思考と受容のアンバランス」の解消
 《実践の目安時間》24~36週間
 目標:「思考と受容のアンバランス」へ最低実践ラインをクリアする。
 #9 「思考のアンバランス」の最低ライン
  「ケース・フォーミュレーション」を一日一枚作成。
  難しい場合は、「シンプル・ソート・レコード」から始める。
  「エクスプレッシブ・ライティング」を組み合わせると非常に良い。
 #10 「受容のアンバランス」の最低ライン
  「受容の精神」に触れた書物に一日一回触れる。名言や哲学など
  「ブリージング・メディテーション」を一日15分実践。
  *レベル5では、
   1:ネガティブな思考と感情を、論理的に捉え直す癖をつける。
   2:ネガティブな思考と感情を、他人事のように見つめる視点を育てる。
 
【レベル6】最強のストレス対策を手に入れる。
 《実践の目安時間》判定不能
 目標:「思考の自動分解」を手に入れる。
 #11 「思考の自動分解」を手に入れる。
  これまでの手法を実践していくと、重大な変化が訪れます!
  それは、「瞬時にストレスを無力化できる」ということです。
  最強の状態「思考の自動分解」とは、
  ストレスの特定から思考の調整までが「頭の中だけ」でスムーズに行われ、
  「ネガティブな感情に捕らわれず瞬時に最適な行動が選び取れる」状態
 
【レベル無限】ストレスの本当の正体に気づく  
 《実践の目安時間》一生涯
 目標:真のストレス原因と向き合える。
 #12 ムダな抵抗がストレスを倍増させる仕組みを知る。
  ここまでに「思考と受容のアンバランス」に取り組むうちに「ある事実」に気づきます。
  それは、「すべてのストレスの原因って結局は自分じゃないの?」と・・・・
  そこで、あなたの「脳の癖」がもたらす思考や感情に振り回せれて生じるストレスに
  ムダに抵抗しようとすると余計にストレスが倍増していくことにも気づきます。
  この「気付き」が大切です。
  言い換えると「悟りを開く」ような状態に近いと私は思います。
 
 #13 最終ゴールは「第二の矢」を避けること
  ここまでに100個ものストレス解消法を挙げてきました。
  最後に私も感銘を受けた言葉を載せます。
  「正しい考え方を知らない者は、苦しみを感じると、嘆き悲しんで、いよいよパニックを起こしてしまう。これは第一の矢を受けてから、さらに第二の矢を受けてしまったようなものだ」(雑阿含経より)
  これは、2500年も前に仏教の開祖ブッダが説いたものです。
  仏門を極めた人達がなぜあの落ち着いた独特のオーラを出しているかを納得させる説法だと思いました。
 
  我々は生きている限りどうしても「第一の矢」は避けることはできません。
  職場の人間関係や夫婦関係や親しい友人同士でも時には心無い言葉や態度に出くわします。
  この「第一の矢」は「受容の精神」で受け止める必要しかありません。
  
  ここからが問題です。
  「第二の矢」を受けるかどうかはあなた次第ということです!
  
  どんな「第一の矢」を受けたとしても、
  自ら自分自身へ「第二の矢」を放たなければいずれ回復します。
  (または、他者を介して)
  
  まさにそうなんです!
  自分で自分を(または、他者を介して)苦しめることこそが問題なんです。 
  本当にメンタルを病む究極の原因は自分の中にあります!!
 
  そこに気付き、
  「第一の矢」への防御力と回復力を高め
  「第二の矢」を受けないようにすると、
  最終的には「無敵のメンタル」を手に入れることができます。
 
 
 
  これまで長編シリーズを読んで頂きありがとうございます。
  本シリーズを始めようと思ったきっかけは、自分の弱さを見つめ直したいと思ったことにあります。
  そして、メンタルが病んで困っている人達のために出来ることはないだろうかと思いマガジン化することにしました。
 
  この取り組みは私としては初めてでみなさまには読みにくい点で非常にご迷惑をお掛け致しました。
  
  私は、究極の幸せは「自分という器」にあると思っています。
  なぜかというと、
  「何かを手に入れたい」
  「何かを達成したい」
  「誰かを喜ばせたい」
  これらの想いは、
  すべては「主役は自分であり、感じている主体も自分である」
  ということです。
  
  本当は脳科学的な視点で語りたいところですが、
  あまりにも長くなるので割愛します(笑)
 
  本シリーズは「自分という器」を磨く究極の実践書だと思っています。
 
  ぜひ、少しずつ実践してくださると幸いです!
  あと、質問はいつでも受け付けてますので宜しくお願い致します!!