リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

53)構想をまとめる

~  Group Ideas Together ~ 
初めは、紙とペンで「アイデア出し」から
 
紙などの「アナロググッズ」
スマホやPCなどの「デジタルグッズ」
 
どちらが優れている?
 
それは一概に言えません。
なぜなら、両者に長所と短所があるからです。
 
大まかに表すとしたら、
「抽象化のアナログ、具象化のデジタル」です。
私の事例を踏まえて少し解説します。
 
「プレゼン資料」を作成するとします。
いきなり、PCで資料作りと言うとそうではないです。
 
まずは、”目的” や ”コンセプト” ”俯瞰象”などを「紙」に書き起こしていきます。
そして、書き起こしたものを整理しつつ「PC」に入力していきます。
 
「紙」で大まかに抽象的に書き起こし、
「PC」で細かに具象的に製本していくイメージです。
 
ざっくりと
「鳥の目(俯瞰)」がアナログ
「虫の目(主観)」がデジタル
ということになります。
これは、アウトプットする際の話しです。
 
インプットの際は、
「詳細・記憶・小さなミスを見つける」はアナログ
「大雑把・素早く・俯瞰する」はデジタル
と逆になります。
 
PCの入力に慣れてしまうとPCだけで構想を生み出し、まとめようとしてしまいます。
自分がそうでした。
 
しかし、上手に「紙」と「PC」の良さを利用していけば随分と楽に構想をまとめていけます。
 
ぜひ、みなさんも機会があればご活用ください!!
 
【Point】
デジタルとアナログの両刀使いで構想をわかりやすくまとめよう。

52)ぼーっとする

~  Relax ~ 
「ぼんやり」が脳の働きを活性化
 
前回「ひらめく」で紹介した脳の働きについて詳述していきます。
 
「ぼーっとする」が「ひらめき」を生み出すと解説しました。
 
この「ぼーっとする」時の脳の状態のことを、
「デフォルトモード・ネットワーク(=DMN)」といいます。
言わば、
脳のスタンバイ状態のなのですが、
これが侮れない働きをしてくれているのです。
 
DMNは、意識出来ない無意識下における脳の働きです。
 
具体的には、
① 「過去(経験や記憶)」の整理・統合
② 「現在(現在の状況)」の分析
③ 「未来」のシミュレーション
を無意識で行っています。
”ひらめき” とは、
これらの結果が意識まで上ってきて初めて気付くものです。
 
ワシントン大学の研究によるとDMNの稼働時は、平常時より15倍も脳内エネルギーが多く消費されていることがわかりました。
このことからも「ぼーっとする」は、脳がかなり働いていることが理解できます。
テレビをみたり、計算問題を解いたりする方が脳を使っている気がしますが、それは脳の一部を使っているに過ぎません。
例えると、DMNは全身を使った作業、ゲームなどはカラダの一部だけを使った作業と言えます。
作業の質と量から考えても全身を使う方(DMN)が有利と言えるでしょう。
 
現代社会は、情報に溺れる時代です。
これは、DMNの稼働時間が少ない原因ともなっています。
結果として、
① 注意力
② 集中力
③ 思考力
④ 判断力
⑤ 記憶力
⑥ 想像力(ひらめき)
これらの能力が低下します。
 
さらには、認知機能の低下へ陥ります。
 
 
ちなみに、
私は「ぼーっとする」がとても苦手です(泣)
常に思考が頭を駆け巡ってしまいます。。。
 
そんな私が実践しているのは、情報の断捨離を行うことです。
要は、情報に触れる機会を ”意図的” に減らすということです。
 
減らす行為としては、
・テレビを見ない。(日本人の平均視聴時間は5時間。世界一とのこと。年間、約76日分に相当する)
・経済ニュース以外見ない。(ネガティブ思考や感情の起爆剤。ニュースを見ないだけで、幸福度が3割増しという研究も)
 
この2つの断捨離だけで、とんでもなく時間が増えます!(そして、自分にとって不必要な情報や感情に振り回せることも減ります。)
こうして増えた時間を使って、「ぼーっとする」とはやや違うかも知れませんが、私はマインドフルネス瞑想などをしています。
他にも生まれた時間を使って、
読書する。
本屋で様々な情報に触れる。
リサーチする。
睡眠をとる。
 
ちなみに情報が偏らないように気をつけてくださいね。
そうしないとただの変人になってしまいます(笑)
 
 
【Point】
空いた時間をスマホで埋めるのをやめて、
”何も考えない” をしよう。
あと、情報と行動の断捨離もしましょう!

51)ひらめく その1

~  Come Up with an Idea ~ 
リラックスこそが創造を生み出す
 
イデアがひらめかない。
いい発想が生まれない。。
 
「会議」や「企画書」の締切が迫っているのに、
”ひらめき” がないときほどつらいものはありません。
焦ったり無能感に苛まれてしまいます。
 
なんと、
最近の脳科学では、
そんな ”ひらめき” を得る方法が明らかになっているようです。
 
そこで、
NHKスペシャル「人体」 “脳” すごいぞ! ひらめきと記憶の正体』(2018年2月4日放送)で紹介された最新の科学的「ひらめき」法をお伝えします。
 
結論としては、
リラックスして「ぼーっとする」ことだそうです。
 
これは、
「ひらめいた」時の脳と
「ぼーっとしている」時の脳の働きが
同じ状態であったという研究報告からわかったことです。
 
「ぼーっとしている」時って脳が活動停止しているように思いますよね。
 
実はそうではなく、
むしろ広範囲の脳領域が活動しているのです。
 
そこで、
ひらめきを促す「創造性の4B」をご紹介します。
 
Bathroom (風呂、トイレ)
Bus (のりもの、移動中)
Bed (寝室)
Bar (酒場)
 
「創造性の4B」とは、
これらの頭文字です。
脳がリラックスしやすい環境と言われています。
 
もし、考えごとで煮詰まったら、
気分転換として積極的に何かをするというよりは、
「創造性の4B」を意図的に取り入れてみると良いかも知れません。
 
ちなみに、
常にスマホのリマインダーに ”ひらめき” をメモするようにしています。
 
なぜ、
リマインダーかというと思い出せるためにプッシュ通知を使うためです!
 
【Point】
ひらめきが欲しければ、
考えるのをやめて、
ぼーっとてみよう。

50)気付きをメモする

~  Make a Note ~ 
イデアを逃したくなければ、勝負は30秒


「すごくいいアイデアを思いついた!」。。。。。
でも3分後には、「あれ何だっけ??」という体験はありませんか?


ひらめき、アイデア、気付きなど、脳の一瞬の輝きは、神経細胞の発火、いわば「花火」のようなものなので、一瞬で失われてしまいます。
このことを脳科学分野で「アハ!体験」と呼ばれています。


少し脳科学的に説明すると、ひらめきなどの脳の気付きは ”脳の神経細胞” が繋がった瞬間だそうです。
わずか0.1秒ほどの短い時間にパッと神経細胞同士が繋がります。
そうして、新しい神経回路が構築されます。
しかし、この新しい神経回路ですが、非常に脆弱な神経回路なのです。
補強しないと、わずか「30秒から1分」ほどで壊れてしまいます。


気付きによって生まれた新しい神経回路は、周辺の神経回路がたくさんあればそれを手がかりとして再開通できるかも知れませんがなかなか難しいものです。


そこで、「アハ!体験(=ひらめき、気付き)」をしたらとにかく記録しましょう!


何でも良いです!


私は、スマホのリマインダーやEvernoteや付箋紙などを使用しています。


せっかく生まれた気付きという宝物を大切にされてください。

 


【Point】
「気付き」がいつ舞い降りてもいいように、
メモの準備を。

49)To Do リストを書く

~  Write a Todo list ~ 
あさイチでやる、一日で最重要な仕事
 
著者の樺沢先生は、1日の中で最も重要な仕事は「To Do リスト」を作ることだと述べています。
私もそう思います。
そこで、なぜ 「To Do リスト」が良いのかをご紹介します。
 
「To Do リスト」のメリット
 
1)1日の仕事の流れが確認できる
→ 効率的な時間配分が出来る。
 
2)集中力が途切れない
→ 常にやるべきことが分かっている状態になる。
 
3)うっかりミスがゼロになる
あさイチで思い出すので、その日の予定を忘れるなどの凡ミスはかなり激減します。というか、限りなくゼロに近くになります。
 
4)ワーキングメモリの容量が増える/仕事が効率化する
→ 以前も紹介したので、割愛します。
 
 
最近の研究では、毎日行う「To Do リスト」への批判もあります。
なぜなら、60%は達成出来ていないという研究報告があるからです。
 
しかし、それは達成出来ない自分を責めてしまい上手く仕事が出来ていない人が多いのではないかなと思います。
要は、上手に「To Do リスト」を使いこなせていないのではと思っています。
 
私も「To Do リスト」を作成していますが、必ず達成するかというとそんなことはありません。
なぜなら、何日や何週間も掛かる仕事もあるからです。
かといって、ひとつのタスク(=仕事)しかしていないかというとそうでなく、結構同時並行で進めたりもしています。
 
そこで、私なりの「To Do リスト」の使い方をご紹介します。
第一原則として ”毎日、必ず目に触れるもの” に「To Do リスト」を書き込みます。
 
理由は、
1)忘れないため(作り忘れ・確認し忘れ)
2)緊急でなく重要な業務を見極めコツコツと進めるため
 
2番目の理由は、いつか詳しく説明したいと思います。
 
 
私は「To Do リスト」 を「 自分がやるべき&やりたい仕事」を達成させるための道具だと考えています。
 
この道具を使いこなすまでは時間が掛かると思いますが、上手く成ればこれほど強力な道具はないと思います。
そして、私は仕事だけでなく、人生にとっても有効なものと考えています。
やったことがない方、またはやったことはあるけど挫折してしまった方も是非チャレンジしてみてください。
 
わからないことがあれば、いつでも相談に乗りますよー!
 
【Point】
脳のワーキングメモリを有効活用し、
集中力を切らさない。

48)速く入力する 

~  Type Fast ~ 
仕事でパソコンを使うなら必須のスキル
 
 
今の時代、ほとんどの人はパソコンを使って文章を書くはずです。
つまり、前回紹介した「速く文章を書く」ためには、キーボードで「速く入力する」ことが必須となります。
そこで、3つのコツをご紹介致します!
 
(1)ブラインドタッチ
このスキルが身につくと大幅に入力スピードが向上します。
理由としては、
キーボードを見る必要がなくなること。
親指以外の8本の指全てが使えるようになること。
私は、練習ソフトを使いましたが、いろんな練習方法があるようです。
以下を参考にされてみてください。
 
 
(2)ショートカットキー
このスキルが身につくと、特に反復作業などは何倍も速くなります。
理由としては、
マウスの使用
頻度が減る。
反復作業やミスタッチの修正などが容易になる。
私は、よく使うものから一つずつ覚えていきました。
例えば、
記録=「Ctrl」+「S」
コピー=「Ctrl」+「C」
貼り付け=「Ctrl」+「V」
慣れるまでは、逆に時間が掛かってしまうので大変です。
しかし、慣れてしまえば楽しくなってきます。
よく使うものから覚えてみてください。
以下を参考にされてみてください。
 
 
(3)単語登録
これは、スキルというより準備ですがよく使う単語を入力変換しやすいようにしておくというものです。
例えば、きずなの名前をたくさん入力する場合、「つうしょ」と入力すれば「通所介護リハビリセンターきずな」と変換候補を自動で挙げてくれるようになります。
登録は面倒ですが、その後は入力がすごく楽になります。
地道な登録作業ですが、積み重ねるとかなりのスピードアップになります。
 
 
今回紹介した方法以外もあります。
どれも身につくまでは時間が掛かり、地味な作業なので嫌になってしまうかもしれません。
しかし、一つでも使いこなせるようになると自らの成長を感じ楽しくなってきます。
一気に全部覚えようとすると、頭が混乱し時間が掛かり、さらに諦めてしまいます。
これは私の経験談です(汗)
 
まず、
覚えたいスキルを絞り込み、
付箋紙に書き込み、
PCのディスプレイなどに貼って練習されてみてください。
 
【Point】
便利な機能を使い倒して、
入力速度=仕事のスピードを上げよう。

47)速く文章を書く 

~  Write Quickly ~ 
「設計図」しだいで、文章が3倍速で書ける
 
 
文章についての悩みで、
最も多いのが「文章を書くことが苦手」です。
次に多いのが「文章を作るのに時間が掛かる」です。
 
そこで、
文章を速く書く方法、そのコツはたった2つです。
 
1つ目は、「時間を決めて書く」ことです。
時間をかければ良い文章になると思われる方がほとんどですが、1時間掛かって作り上げた文章と2時間も掛けて作り上げた文章を比べて2倍も質が違うかというと全く違います。
そこで、時間という「締切」を決めて取り掛かるだけでスピードはかなりアップします。
 
これは私の体験談も踏まえても間違いないと思います。
初めは、自信がないので時間をたくさん掛けたくなるものです。
しかし、”締切効果” は絶大です。
書き上げを30分、校正を30分と締切を作るだけでスピードとクオリティが飛躍的にアップします。
 
むしろ時間を掛けてダラダラ作った文章の方が、出来の悪い文章になることが多々あります。
 
2つ目のコツは、「構成を決めてから書く」ということです。
「起・承・転・結」のようなものです。
構成があるだけで、めちゃくちゃ捗ります。
私もまず何を書くか目的を決め、次はどのような構成で文章を進めるかを考えます。
思いつくままに書き起こしても、結局何を伝えたいのか迷子になってしまうからです。
 
これは、報告や相談などにも当てはまりますね!
どんな目的があって、
何を伝えたいのか明確にして、
構成を考えて結果から伝えていけばいいのです。
それを思いのままに話してしまうと
結局何が言いたかったのか
自分も相手もわからなくなってしまいます。
 
人は、”文章の内容” に価値を置くので、”目的” や ”構成” を考えるという準備を怠ってしまいます。
 
これは、ちゃんとした設計図のない家が崩壊してしまうのと同じで、準備(”目的” や ”構成” を考えること)は重要です!!
 
【Point】
構成を考えることに力を割けば、
文章はおのずと紡がれていく。