リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

39)感謝する 

~  Appreciate ~ 
すべてがうまくいく魔法の言葉「ありがとう」


「感謝は大切です」と言われますが、気恥ずかしくて素直に「ありがとう」と言えない人が多いと思います。
そもそも「感謝する」と本当にいい効果が得られるのでしょうか?


イリノイ大学の研究では、感謝やポジティブ感情が多く、幸福感を持っている人は、そうでない人に比べて9.4年長生きすることが明らかになっています。(タバコやビールよりも、ネガティブの方が不健康なんですね!)


その他、多くの研究で、感謝やポジティブな感情が多いと心臓血管系が安定し、免疫力も高まり長生きする・・・つまり『感謝は健康にいい』ことが明らかにされています。


脳科学的には、感謝することで、”ドーパミン”、”セロトニン”、”オキシトシン”、”エンドルフィン” など、脳とカラダにいい作用を与える4つの脳内物質が分泌されます。
感謝という行為以外で、これだけの脳内物質を出せる行為はありません。


つまり、 
『感謝は、最高の脳トレーニング』といえます。


さらに感謝のメリットを詳しく説明すると、
リラックス効果・・・”セロトニン” ”オキシトシン
免疫力強化・・・”オキシトシン” ”エンドルフィン”
メンタルの安定など・・・
挙げればキリがありません。


ちなみに、感謝をする場合においても ”エンドルフィン” などの効果が確認しています。


とにかく、
感謝する行為は、する側もされる側も両者にとって多大なメリットがあるということです!


ここからはボクの経験談ですが、
「感謝するタイミング」がないことってありますよね!
そこで、「感謝するタイミング」を日々の習慣に落とし込めていくとずいぶん楽に出来るようになります。


朝 → 感謝の朝礼
夜 → 感謝の日記


夕食前に家族同士で感謝し合うのも有りかなと思います。


これだけメリットのある『感謝』をしない理由は、もはやありません!
『感謝』で溢れた人生を一緒に歩みましょう!!

 


【感謝によって分泌する脳内物質】
ドーパミン(幸福物質)
→ 幸福感、モチベーションアップ、学習機能アップ、集中力アップ、記憶力アップ


セロトニン(癒しの物質)
→ 安らぎ、落ち着き、緊張緩和、共感


オキシトシン(リラックスの物質)
→ 安らぎ、愛情、親切、信頼感、免疫力アップ


〇 エンドルフィン(脳内麻薬、究極の幸福物質)
→ 幸福感、他交換、リラックス、集中力アップ、免疫力アップ

 


【感謝の7つのメリット】
1 感謝すると、人間関係がうまくいく
2 感謝するだけで、幸福度が25%アップ
3 感謝する人は、9.4年長生きする
4 感謝する人は、病気になりにくい
5 感謝すると、免疫力がアップする
6 感謝する人は、病気の回復が早い
7 感謝するだけで、痛みが軽減する


Point
気恥ずかしさは捨てて、まずは自分から「ありがとう」と伝えよう。

38)営業する その2

~  Deliver Value ~ 
「価値>価格」が成り立てば商品は売れる


前回、営業の大事なポイントとして売りたい相手にとっての価値・ベネフィット(利益)を伝えることを説明しました。


自分は営業マンなんだと考えてしまうと、「売りつける」ことが目的となってしまいます。
なので、こう考えましょう。
自分は「価値を伝えるもの・・・価値の伝道者」だと。


営業する相手(クライアント)にとって、利益があると思ったらむしろ伝えて得をさせてあげたくなりますよね!


本来のビジネスであれば、もう一つ大事な「売れる公式」があります。
それは、「価値>価格」です。
要は、売りたいものの価値が、価格を上回らなければ買い手がつきませんよ。ってことなんです。


我々の介護事業は、価格設定ができません。
なので、『リハビリサービスの価値』をいかに伝えていけるかが大きなポイントになります!!

 


Point
自分が売るべき商品の魅力を、改めて洗い出してみる。

37)営業する その1 

~  Deliver Value ~ 
「売り込む」のではなく「価値を伝える」
 
ほとんどの日本人は、「人にモノを売る」ということが苦手です。
あるいは、マイナス意識を持っています。
それは、「お金儲けのための卑しい行為」という考えに支配されているからです。
 
営業とはなんでしょうか?
 
決して「商品を強引に売りつけること」ではありません。
 
 
営業とは、『その商品が持つ「本当の価値」「本当のすばらしさ」「本当の魅力」を正しく伝える』ことです。
正しく営業すると「売りつける」必要も無くなるのです。
 
商品の本当の価値を紹介すること。
それは、『ベネフィット(利益)』を紹介することです。
 
クライアントにとって、どんなメリットがあるのかをしっかりと説明しましょう。
 
 
Point
商品特性よりも、「どんな得があるか」を伝えよう。

36)自己紹介する 

~  Introduce Yourself ~ 
「30秒」「60秒」の2パターンを用意
 
始めて参加する会などで「自己紹介をお願いします」を言われることはよくありますよね!
 
でも、緊張してドギマギして上手く話せないなんてことがよくあります。
 
自己紹介は、人生で100回以上するはずです。
 
ということは、練習して自己紹介を上達させることは損はないはずです。
 
そこで、今回は「上手に自己紹介する」ということをテーマで進めていきます。
 
著者曰く、上手な自己紹介はとても簡単だそうです!
 
自己紹介の原稿を書いて、それをスラスラいえるように練習し、暗記しておく。
それだけで良いとのこと。
 
まぁ、言われてみれば ”たしかに” と思いますねー
 
そこで、どうやって自己紹介を準備すればいいのかをご紹介していきます。
 
まず、自己紹介は「長いパターン」「短いパターン」と2種用意することをお勧めします。
 
なぜかと言うと、「30秒」ほどしか時間がない場合と「1分間」ほど時間を与えられる場合とあるからです。
 
「30秒」は文字数に換算すると、”約200文字” 
「1分間」は文字数に換算すると、”約400文字”
 
となります。
 
 
以下は6つのポイントに絞って解説します。
 
 
(1)誰にでもわかるように話す
 自己紹介の目的は、「自分が何をしている人か」を記憶してもらうこと。
自己紹介する相手は、当然ながら初対面の人ですから相手にわかるように(略語などつかわず)説明することが大事です。
 
 
(2)差別化ポイントを盛り込む
 自己紹介が終わったあとに、「そういえば、この人、何の人だっけ?」とまったく覚えてもらえていないとするならば、自己紹介の意味がありません。
 つまり、自己紹介の必須条件は『記憶に残る』ということ。そのためには、自分のなかで、『尖った部分』『変わった部分』『長所、得意とする点』『他人と差別化できるポイント』などを盛り込むことです。
 
 
(3)数字を盛り込む
 ”数字を盛り込むと、差別化しやすく、すごさが伝わりやすくなります。”
 たとえば、「映画が大好きです。」ではなく、「年間映画100本を観る映画ファンです」の方が印象に残ります。
 
 
(4)ビジョンを盛り込む
 「ビジョン」「使命」「目標」など、”自分が何を実現したいのか。” ”行動や考え方の指針を盛り込む” と強い共感が得られ、あとから声をかけられる確率も大きくアップします。
 「目立った長所」や「差別化ポイント」がないという人も、自分の「想い」であれば熱く語れるはずです。 
 
 
(5)非言語的コミュニケーションを意識する
 最も重要なポイントは、「何をしゃべるか」よりも「どうしゃべるか」なのです。
 どんなに素晴らしい事を話しても、ボソボソと小さい声で話しては伝わりません。
 ”笑顔で、大きな声で、ハッキリと、しゃべる” それだけでも印象はグッと変わります。
 
 
(6)自分らしさを追加する
 自己紹介というのは、見られたい自分を、短時間でアピールする絶好のチャンスです。ということは、「見られたい自分」=「自分らしさ」=「個性」ですから、普段から自分の内面を見つめておく必要があります。
 
 
 
自己紹介は、コミュニケーションの入り口であり、「出会い」の絶好のチャンスです。上手な自己紹介が出来れば、ビジネスのチャンスも恋愛のチャンスも間違いなく広がります。
 そのために、自己紹介原稿をしっかりとつくり込み、読む練習をしておくことは、とても重要です。
 
Point
とっさのときに慌てないよう、「テッパン」の原稿をつくっておこう。
 
 
【これを元に作った30秒自己紹介例】
 
(何をする人か?)
 「理学療法士、弊社代表の〇〇と申します。」
 
(差別化、数値化)
 「法人を設立して8年が経ち、現在、人口約20万人にいる京築地域にて3事業所を構えております。」
 
(差別化〈自分の性格・ポリシー〉)
 「私は何事も準備が大切だと思っています。まさに、”備えあれば憂いなし” という格言もあります。我が社のメイン事業も『転倒骨折予防』や『介護の重度化予防』などまさに『正しく準備すること』を大事にリハビリサービスを提供させて頂いております。」
 
(ビジョン)
 「我々のリハビリサービスを通して『予防を果たすこと』で、医療や介護の社会保障制度の存続性を高め、そして、一人でも多くの地域の方々を長きにわたり救っていきたいと思っています。」
 
(締めの言葉)
 「よろしくお願い致します!」
 
約200文字=30秒
 
 

35)打ち明ける 

~  Be Open ~ 
自分の本心を明かすことが、絆につながる
 
「”自分の本心” や ”自分の弱さ” をさらけ出すのが怖い」という人は多いと思います。
かく言う、自分もその一人でした。
最近になってやっと、本心や弱さを言えることの強さを実感できるようになりました。
 
本心や弱さをさらけ出すことの価値とはなんでしょうか?
 
自分の本音を「打ち明ける」こととは、人間関係を深め、コミュニケーションを深めていくために重要な役割を果たします。
皆さんも本音で話していない人のことを信じることって難しいですよね!
 
本音が人間関係を深めていくことを心理学用語で「自己開示の法則」といいます。
 
心理学者のアルトマンとテイラーは、「自己開示を通してお互いに相手の本心を知ることにより、相互の信頼が増し、好意的な関係が形成される」(社会的浸透理論)を提唱しました。
 
 
自分が「自己開示」すると相手は「親近感」を抱きます。
すると今度は、
相手が「自己開示」するようになってくるのです。
これを「自己開示の返報性」といいます。
 
この「自己開示」のラリーがより深い人間関係を構築していきます。
 
とはいえ、
いきなり初対面の人に「私は何百万も借金を抱えて困ってるんですー」なんて言ったら相手はビックリしてしまいます。
 
ある程度相手の距離感を把握してから、「自己開示」していきましょう。
 
 
Point
かっこいいところだけでなく、あえて弱い部分も見せていこう。

34)説明する その2 

~  Explain ~ 
「堂々とした態度」に「裏付け」をプラス
 
「説明する」ことの重要性や価値については、前回の記憶のメリットを中心にご理解頂けたかと思います。
 
今回は、上手に説明するための7つのコツをお伝えしようと思います。
 
 
(1) 大きな声ではっきりと話す。
 説明するまでもないですが、ボソボソ話されても伝わりません。声だけでなく身振り手振りも大きくハッキリと話すことが大事です。
 
(2) 堂々と自信をもって話す。
 これもボソボソと話すことがダメなことにも繋がりますが、ボソボソと自信なさげに話されても信用できませんよね。相手の方を向いて堂々と話しをしましょう。
 
(3) 最初にポイントを話す。
 説明が苦手な人の話しは、何を言いたいのよく理解できません。
それは、何故か?
”結論を最初に言わない” からです。
最初に結論を言ってしまえば、相手はこの結論について説明しているだなと頭の中で整理しやすくなります。結果として理解度が高まります。
プラスして、結論を言った自分にとっても説明が迷子にならず進めていきやすくなります。
 
(4) 話は短くシンプルに。
 理解してもらおうとたくさんの情報で回りくどく説明する方がいます。一所懸命なのは伝わりますが、たくさんしゃべるほど相手は混乱し、説明はわかりづらくなってしまいます。
 ついつい長くなる人は、短くシンプルにまとめる工夫をしてみてください。
 
(5) 例を使う。
 例示することが重要性は、想像がつくと思うので割愛します。
しかし、とても強力なおススメの方法です。
 なぜかというと、
例えるという行為は、似たような記憶を引っ張り出して、結び付けて説明することなので記憶のしやすさが半端じゃないです。
それに、例える際は相手の立場に立って考えますよね?
相手が経験したことも聞いたこともないようなもので、例えたとしてもそれは例えではありません。
ただの新しい情報です。
このように、記憶だけでなく相手の立場になって考える力も身についていきます。
 
(6) 権威を使う。
 これも当たり前のことですが、「梅尾が言った言葉」と「東京大学の名誉教授が言った言葉」では、まるで説得力が違います。権威を使うことで納得させやすくなります。
 
(7) 数値を使う。
 「多くの方が言ってたんだ」より「90%の方が言っていた」の方が具体性を帯びているので説得力が高まります。
 
Point
”堂々” と ”結論” から話すだけで、説得力は各段にアップする!!

33)説明する その1 

~  Explain ~
意味記憶」から「エピソード記憶」に変換
 
 
アウトプットをするためには、説明する力が必要になります。
逆にいうと、説明する力が身につけば、アウトプット力やさらにインプット力が高まるといえます。
 
今回は、説明することでアウトプットするために必要な記憶力が高まることについて解説したいと思います。
 
記憶の種類として、
意味記憶」と「エピソード記憶」というものがあります。
 
意味記憶」とは、単一の言葉や物などの意味を記憶することです。
たとえば、「りんご=Apple」のように単純に意味の組み合わせみたいなものです。
 
エピソード記憶」とは、まさにエピソードとしてストーリーの伴う記憶です。
たとえば、「お母さんが、りんごを使ってApple Pieを作ってくれて嬉しかった」みたいなストーリーのあるようなものです。
 
どちらが ”覚えやすく” そして ”忘れにくい” かと言うと、「エピソード記憶」のほうなんです。
 
ということは、記憶したい情報はエピソードとして記憶することが重要だということなんです。
 
ここで、”説明する” ことのメリットが見えてきました。
説明するという行為は、エピソードとして語るので記憶力が高まるということですね!
 
じゃあ、何でも説明しようと何も準備せず「やみ雲に話をすればいいか」と言うとそうではありません。
ただ、難しい単語ばかりの補足説明もないような話しは誰も聞きたくないですし。
または、簡単な言葉ばかりでも脈絡のない話しなら結局何を伝えたいのかがわからず「聞き疲れ」をしてしまいます。
 
ということで、
相手に理解してもらうために分かりやすく、かつ面白く聞いてもらうために、ストーリー仕立てで繋がりのある話しを準備することがとても大事ということですね!
そんな素晴らしい説明を聞けば、相手も記憶しやすいし、説明した本人も記憶が強く定着するということなんです!!
 
 
Point
覚えたい事柄は、自分の言葉で誰かに説明してみよう。