リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

27)つながる

~ Connect ~
「強い絆」の15人と濃い関係をつくる
 
 
前回、悩みごとがあれば、早めに人に相談した方がいい。
そんなアドバイスをしました。
 
でも、「そもそも相談する人がいません。」という人もいると思います。
「相談できる人がいれば、とっくに相談してますよ!」と。
 
人生における相談をするときに、
普段から全然話をしない人へいきなり相談は出来ないですよね?
 
もし、相談されたら相談された方もびっくりすると思います。
聞くだけ聞いてくれるでしょうが、
相手の人生を左右するような本当のアドバイスを仲が浅い間柄の人へ出来るとは思えません。
 
 
ではそんな相談が出来る人とつながり、絆を深めていくのか?
 
社会学の研究によると、人間関係は8つのタイプに分類できるそうです。
1:親友  - 強い絆
2:相談相手 - 強い絆
3:癒し手 - 強い絆
4:仲間
5:協力者
6:遊び相手
7:情報源
8:知り合い
 
そして、3番までの ”強い絆” を持てるつながりは、15人までが限界だそうです。
 
私が子供の頃は、「100人友達出来るかな~♪」というような歌が流行っていました。
 
しかし、実際のところ今時点で親友と呼べるのは5人程度です。
ですが、私はそれで満足です。
 
 
たまにしか合わない「弱い絆」の人のご機嫌を取るために、あなたの貴重な人生の時間を費やすことは、時間のムダだともいえるのです。
 
「強い絆」の数名と濃い関係をつくることを大事にしてください!!
 
 
Point
友達はたくさんいらない。
親友が3人いればそれで十分!

26)相談する

~ Cosult ~
気持ちを誰かに話すだけで、心は軽くなる
 
これも誰しも経験したことがあると思いますが、
誰かに悩みを打ち明けるだけで心が軽くなったことはありますよね。
 
しかし、日本人は悩みに悩んで「相談する」ことを選びます。
というのは、「相談する」ことを「恥」と感じてしまう傾向にあるからだとおもいます。
 
もちろん、「相談せずとも自分で考えて解決するんだ!」という気概は大事だと思います。
しかし、
問題なのは ”相談しなかった” せいで、
取り返しのつかない失敗となり、
”ミスが判明した” 形で知れ渡ってしまうことです。
 
これこそ、まさに ”恥” ではないでしょうか?
 
とはいえ、
こんな恥もまたみなさんも一つや二つ経験したことはあるでしょう。
私も自慢ではないですが、何回も失敗し、恥をかいてきました(泣)
 
 
そうなって欲しくはありません。
 
出来る限りみなさんは早くに「相談」しましょう!
 
 
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
 
このことを胸に、「相談」してください。
そして、相談相手に対してあなたから「相談」されて良かったと思えるような工夫をしてあげるとより良いでしょう。
 
それは、
あなたのためにもなるし、
相談された方のためにもなります。
 
 
Point
悩んだときは、手遅れになる前に誰かに相談しよう。

25)議論する

~ Disucuss ~
必要なのは、入念な下準備と少しの勇気
 
 
日本人のほとんどは、
議論やディスカッションが苦手です。
一方、アメリカは違います。
なぜかというと子供のころから「ディベート」という議論する力を身につける授業がされているからです。
 
アメリカ人は生まれた時から、
議論が上手いのではなく、
後天的に獲得した能力なのです。
 
だから日本人の私たちは、
諦める必要はありません。
 
そこで、
自分の意見を述べる力を身につける方法を簡単に紹介します。
 
 
(1)議論の練習をする。
  議論そのものの能力を上げたいと思うのであれば、
それは、経験を積むしかありません。
 
 自分の苦手な分野というよりも、
好きな映画やドラマといったテーマで、
楽しく議論の練習することも有効です。
 
 
(2)議論と感情を切り離す
 議論が苦手な人は、
議論で ”感情的なしこり” が残ることが怖いと思っている方が多いのではないでしょうか?
 
そもそも、
”議論” とは建設的に話を進めていくことが前提であり、
「事実」と「感情」を分けて論じていかなくてはなりません。
 
これは、
何度が私のデイリーマガジンでも取り上げましたが、
どうしても「感情」を切り離せず、
「感情」に振り回されてしまう人がいます。
 
しかし、それは「感情」に振り回されてしまう人が悪いのです。
 
「事実」を述べているあなたは悪くはありません。
 
建設的な議論が出来ないのは、
きっと過去に「感情的なしこり」が残る議論を経験したからでしょう。
 
「感情」を切り離せる冷静さを持ちましょう。
 
 
(3)流れを予想する
 次の「想定問答集」にも繋がりますが、
とにかく『準備』をしておくことが大切です。
 
どういった準備かというと、
議論の”論点” や ”質問” を予想して、
対策を練っておくことです。
 
 
 
(4)想定問答集をつくる
 これもまさに『準備』の代表例ですが、
「質問」を予想して、事前に文章でまとめておく。
 
はじめは、
面倒臭いと思われるかもしれませんが、
これはとてもおススメです。
 
なぜかと言うと、
・不安が減る。
・嫌な質問が来ても対応できる。
・想定した質問がくると嬉しい。
・準備力が高まると「準備」そのものが楽しくなってくる。
(調理工程を楽しむようなもの)
・同じ状況であれば”準備” が不要になってくる。
など・・・
以上のようなオマケがついてくるからです。
 
じゃあ、どこまで準備すればいいのか?
 
樺沢先生によると
「10-30-100の法則」を
参考にすると良いそうです。
 
どういうことかと言うと、
10問想定しておけば、70%の質問をカバーできる。
30問想定しておけば、90%の質問をカバーできる。
100問の想定で、99%の質問をカバーできる。
といったイメージです。
 
基本的には
10問から30問ほど準備しておけば、
問題無いでしょう!
 
 
(5)最初に意見をいう
 これは、非常に効果的な心理テクニックですが、
「最初に発言された意見」というのは、
影響力がとても大きいのです。
(いい意味でも悪い意味でも)
 
発言内容に自信がない人には、
おススメのテクニックです。
 
 
 
Point
身近な人と、最近読んだ本をテーマに議論の練習をしてみよう!

24)プレゼンする

~ Present ~
緊張を味方につけると、パフォーマンスは上昇
 
私もそうですが、
人前で話すのが苦手だという人は多いと思います。
苦手な理由は「緊張する」からです。
ある調査によると「緊張が苦手な人」は、
全体の88%にも及びました。
 
では「緊張」とは悪者なのか?
 
生理学者ヤーキーズとドットソン博士が、
1908年に研究で証明しました。
 
それは、
「緊張」は強くても弱くても駄目だということです。
 
「緊張」が強いと、
”学習能力” や ”パフォーマンス” が下がり、
逆に「緊張」が弱い状態でも、
同じく”学習能力” や ”パフォーマンス” が下がることがわかったのです。
 
ここから言えるのは
人間にとって「緊張」は必要なものと言えるのです。
 
上手くつき合えば、
「緊張」は人間を成長させる「味方」だと言えるのです。
 
脳科学的に言えば、
「緊張」すると、
分泌されます。
そうすることで、
”集中力” や ”判断力” が高まるのです。
 
しかし、
これは前述したように
適度な緊張状態における話しです。
 
 
これは、
別書籍からの話しですが、
心理学的研究により、
「緊張」を活かす人と
「緊張」に潰される人の
特徴が判明しました。
 
それは、
「緊張」を”必要” や ”味方” だと捉えている人ほど、
素晴らしいパフォーマンスで「緊張」を克服していたのです。
 
これは、
素晴らしいパフォーマンスをする人は、
「緊張」しないのではなく、
上手に「緊張」と付き合っているので、
素晴らしい成果を収めているということなります。
 
是非皆さんも
「緊張」したら前向きに!
 
「緊張は集中力を上げてくれる」
「緊張する自分を認める」
「緊張するのはみんなも同じだ」
「逆に緊張しないのは、能力が下がる」
 
こんな風に「緊張」と向き合ってみてください!
 
 
Point
ほどよい緊張こそが、
高いパフォーマンスの原動力だと心得よう。

23)断る その2

~ Decline ~
「優先順位」を絶対基準に、即座に判断
 
相手に深いな想いをさせず、
上手に断れたら素晴らしいですよね?!
 
完璧とまではいきませんが、
「断りの公式」というものがあります。
 
それは、
謝罪(感謝)+理由+断り+代替案」です。
 
例)飲み会に誘われた時
(謝罪と感謝)「誘って頂いて嬉しいですが、申し訳ない」
(理由)「今日は奥さんとご飯を食べると約束していて」
(断り)「どうしても飲み会に参加できないんです」
(代替案)「来週の金曜日だったら私は大丈夫です」
 
とこんな感じです。
これだと、
相手に不快な思いにさせることはないと思います。
 
ただ、
咄嗟には出てきませんよねー
 
ということで、
みなさん御自身に合った「断りの公式」を準備しておくと良いかもしれません。笑
 
 
Point
相手の都合よりも、
自分のルールを優先しよう。

22)断る その1

~ Decline ~
「本当にやりたいこと」を優先するために
 
「相手の気分を害したくないので断るのが苦手なんです」
「断るくらいなら、つい受けてしまいます。」
という人は多いのではないでしょうか?
 
私もそうなのですが、
概ね日本人というのは ”断る” ことが苦手です。
 
しかし、
きちんと「断る」ことが出来ないと、
あなたの貴重な時間が奪われてしまいます。
 
そこで、
「断る」勇気を持つための情報を以下に載せます。
 
「断らない」と起きるデメリット
・自分の大切な時間が、無限に奪われる。
・睡眠、休息時間が減り、憔悴していく。
・頼めばなんでも受けてくれる、「便利屋」だと思われる。
・「やりたくない仕事」の依頼が増える。
・ストレスがたまる。
・必死に「残業」や「休日出勤」をしても結局、昇進にはつながらない。
 
「断る」と起きるメリット
・自分の大切な時間が増える。
・本来すべきことに、エネルギーと時間を集中できる。
・意志の強い人だと思われる。
・「やりたい仕事」の依頼が増える。
・「断るのは申し訳ない」という罪悪感がなくなる。
・スッキリする。
・自己投資に時間が使えて、定時の仕事でしっかりと結果を出せる。
 
私自身「断る」勇気がなかなか持てずにいます。
みなさんも ”自分にとって必要な時間” を見出し、
そのうえで「断る」勇気を身につけて頂ければと思います。
 
Point
残業や飲み会は、評価と関係なし。
嫌ならはっきり断ろう!

21)依頼する 

~ Make a Request ~
「ギブ&テイク」より、「ギブ&ギブ」の精神
 
 
相手に嫌な思いをさせずに、
快く引き受けて頂けるような
「依頼」「お願い」の仕方を知っておくと非常に楽です。
実は、
そんな夢のような方法があります。
 
心理学の法則で
「返報性の法則」というものがあります。
 
人は親切にされた場合、「その親切をお返ししないといけない」という気持ちが湧き上がる心理です。
 
たとえば、
バレンタインデーにチョコをもらったら、
「お返ししないといけない」と思うのも返報性の法則です。
または、
スーパーで試食したら、
「買わなきゃ申し訳ない」というのも同法則によるものです。
 
ということで、
とにかく「ギブ&ギブ」くらいの与えまくる精神で接することで、
本当に必要な時に助けてくれるのです。
 
それに、
最初から「見返り」を期待して人に親切にしても、それは「見透かされて」しまいます。
 
自分が出来る範囲で、
「ギブ&ギブ」の精神を貫いていくことが大切ですね!!
 
Point
「あいつの頼みならしょうがいないな」
と思われる人になろう。