リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

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「誠実」の本当の意味を知っていますか!?

【誠実:パート1】「誠実」の本当の意味を知っていますか!?
 
本日より「誠実」をテーマにした3回シリーズを始めます。
 
表題通り、意外と「誠実」という言葉の本当の意味や
価値を知らない方が多いと思いましたのでご紹介致します。
 
 
そもそも、「誠実」とは何か?
 
一般的に「誠実な人とは」と聞くと
「嘘をつかない人」
「真面目な人」
「優しい人」
「仕事が出来る人」
といったイメージが挙がりました。
 
 
その中で、みなさんの「誠実なヒトのイメージ」で
一番回答が多かったのは、
「嘘」をつかないでした。
 
でも実は正解ではありません!!
(不正解とも言えませんが・・)
 
なぜか?
 
そもそもヒトは嘘をつく生き物です。
英国大学の調査研究で、
男性は一日平均6回
女性は一日平均3回
の噓をつくと報告されています。
 
想像以上にみんな嘘をついてるんだなと
衝撃を受けました!
 
しかし、よくよく考えてみると
あり得ない結果でもないなと思いました。
例えば、
「顔色悪いけど大丈夫!?」
と子どもに聞かれて
本当はきついのに
「大丈夫だよ!気にしないで!」
と嘘ついた経験はみなさんないですか?
ヒトに迷惑を掛けたくないという
思いやりの気持ちから
嘘をつくことは誰しもあります。
 
じゃあ、こんな嘘をつくヒトは
「誠実」ではないのか?
 
そんなことありませんよね?
 
なので、
「誠実」=「嘘つかない」
という単純な構図ではないということです。
 
 
それでは、少々専門的な話しをしていきます。
 
心理学的に言う、「誠実」なヒトとは
「勤勉性」の高いヒトを指します。
対極にある「誠実でない」ヒトは
「衝動性」の高いヒトを指します。
 
さらに深堀りすると、
「勤勉」とは、エリクソンの定義では
「社会から期待される活動を自発的に、習慣的に営むこと」
とされています。(わかりにくいですね)
 
要は、
周りから期待されていることを
・自分から行うこと
・日常的に行うこと
ということになります。
それは、逆説的に言うと
「人から言われた時だけする」
「したい時だけ頑張る」
というのは「勤勉」ではないと言えます。
 
なんだか、
「誠実」な人って、
お堅いイメージで、
面白くないですよね!
 
でも「誠実」には、
最近の研究で
自分も周りの人間も
幸福にする力があることが分かっています。
 
次回は、この「誠実」の価値をご紹介致します。