リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

【序章の序章1】 科学的に正しい筋トレ ~最強の教科書~

本日より、「科学的に正しい筋トレ」と題して、
世界最高峰の研究論文から抽出された「科学的に正しい筋トレ」をご紹介いたします。
 
本書は、理学療法士庵野拓将先生が執筆されたものです。
余談ですが、著者はブロガーでもありwebにて「リハビリmemo」を運営されています。
そちらもとても参考になりますので、是非ご覧頂ければと思います。
 
話題を戻しますが、
本書を以下の構成でご紹介していきたいと思います。
 
序章:筋トレに関する7つの「新常識」
第一章:これが、科学的に正しい「筋トレ方程式」だ!
第二章:これが、科学的に正しい「トレーニング」だ!
第三章:これが、科学的に正しい「タンパク質摂取法」だ!
第四章:これが、科学的に正しい「筋トレの続け方」だ!
 
 
以上の、構成に沿ってご紹介してまいります。
 
 
それでは、ここからは序章の序章として話しを進めてまいります。
 
みなさんは、こういった悩みはないですか?
「どうやったら効率的に筋肉をつけることができるのだろう?」
「なんで、こんなに頑張っても筋肉がつかないんだろう?」
私自身もずっと悩んできた課題です。
おかげで、たくさんの勉強をさせて頂きました。
理学療法士の勉強はもちろんのこと、専門外の栄養学や心理学まで。。。(しかし、今となって専門の範疇と思っています。)
以前に比べれば、効果的な筋力トレーニング又はそれに代わる必要なものを提供出来るようにはなってきましたが、
まだまだ、発展途上のままです。
むしろ、発展の余地があると考えるとワクワクします。
 
そこで、「筋トレ」をアップデートするにはどうすればよいか?
実証されている手法を学び、そして実践していくことです。
 
では、どんな手法が正しいのか?
サンプル数1の少ない個人の感覚(経験則)に立脚した情報だけに頼らないというところから始まります。
そのうえで正しい「筋トレ」の情報を収集していくことが大事です。
 
◎正しい情報を見極めるカギは「科学的なエビデンス
 
今や、「筋トレ」に関しての手法は多岐にわたり、webで検索しても数百万件もヒットしますし、通説や俗説なども含めると全てを知り得ようがありません。
むしろ、知る必要がありません。
なぜなら、我々は「(確率論的に)正しい筋トレの情報」を得て、「(確率論的に)正しい筋トレの遂行」を提供することが大切だからです。
ということは、「(確率論的に)正しい筋トレの情報」をたくさん得ることが大切で、失敗しても次の「(確率論的に)正しい筋トレの情報」を使っていけば良いということになります。
 
ここで私自身声を大にして伝えたいのは、
 「(確率論的に)正しい筋トレの情報」はあっても、
 「(絶対的に)正しい筋トレの情報」はないということです。
もし現在、世界的に間違いないとされた「筋トレ」があったとしても、
100年後には覆されるかもしれませんし、
そもそも「筋トレ」すら必要のない時代かもしれません。
だからと言って、時代に任せて何もしないというのは間違っています。
 
そもそも私たちは専門家です。
それで、飯を食っています。
時代に任せるのではなく、
「時代を作っていく側の人間」でないといけません。
少なくとも、私はそうでありたいと思っています。
専門家と名ばかりの専門家がたくさんいるのは本当に解せません。
 
 
話しを戻しますが、
現在、科学的検証が急速に進展しています。
そして、情報を容易に手に入れることも出来るようになってきました。
こうして、私がメルマガを通してみなさんに情報発信していることも事例の一つです。
 
前時代の専門家は、情報が少ないため他の専門家の経験則を手に入れ検証することは容易ではありませんでした。
だから、教科書的な知識やカリスマ治療家の知見などをベースに仮説を立て、個人の経験則に立脚したサービスしか提供出来ませんでした。
しかし、先にも触れたように現代は違いますね!
 
「多くの専門家の経験則(サンプル数1ではないということ)をもとに、自分の経験則と照合しながら新たなサービスを生み出すことが出来る時代です」
 
ここで、「筋トレの科学のパラダイム・シフト」が必要となってきます。
詳しくは述べませんが、研究や体系的な学問がここ10年で目覚ましい発展を遂げています。
スポーツ栄養学
生体力学
運動学
などなど。。
枚挙にいとまがありません。
 
なので、
スポーツ科学や栄養学の最新の知識を手に入れ、その知識をトレーニングや日々の食事に取り入れながら、自分に合った(クライアントに合った)トレーニング方法をデザインしてみください。
本マガジンを、そのための足掛かりに使ってくださると幸いです。
 
次回は、何度も申し上げている「科学的に正しい」とはどういうことなのかを解説致します。