リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

自助論から考えるメンタル

 
お疲れ様です。
本日は、「自助論から考えるメンタル」と題して自分の考えをご紹介致します。
 
そもそも、「自助論」とは何ぞや?と思う方が大半だと思います。
「自助論」とは、160年前にサミュエル・スマイルズによって刊行された本です。
本書の中で名言としても広く知れ渡っている言葉があります。
「天は自ら助くる者を助く」
この言葉は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?
 
この名言の意は、
「他人にばかり助けを求め自らは何も努力しない人は、助かることはない。(成功することはない)」
ということです。
 
これは、人生における様々な状況において大切な言葉だと私は受け止めています。
ここからメンタル面における自助論について話を進めていきます。
 
ストレスが溜まり、メンタルが病んでしまったとしましょう。
そして、誰かに病んだメンタルを治してくれと頼んだとしましょう。
これまでの「超ストレス解消法」で述べてきたので皆さんもお分かりかと思いますが、
他人は一時的なストレス解消でしか関わることができません。
たとえば、誰かがヘルプとしてストレッサーとなっている嫌な人を叱ってくれたり、
または、ストレッサーをどっかに移動させたりしたとしても、
いずれ、同じようなストレス構造にぶち当たります。
 
あくまでも、一時的でしかありません。
そして、自己効力感が失われ、さらに他人に頼る精神構造になり
依存的になり病みやすくなる可能性すらあります。
 
 
本当に強いメンタルとは、
自らがそうなりたいと思って努力して初めて手に入れる準備ができます。
どれだけ他人が努力しても、本人の努力なしには変わることはありません。
他人の努力での改善はあくまでも一時的です。
 
なので、まさに「自助」なのです。
 
 自らを助けたい。
 自らを良くしたい。
 
そして、他人は「自助」の助けとして存在しているのです。
 
このロジックは、メンタルだけでなく、
我々の分野であるリハビリテーション
慢性痛治療などなど、、、
むしろ、人生哲学においても同じことが言えるかと思います。
 
話しをまとめていきますが、
これからの時代、特に介護分野などにおいても言えますが、
「自助」の精神をどこまで賦活・促進させていけるかが、
我々自身の人生も含めて、成功の鍵を握っていると思います。
(ちなみに、全く他人の助けに頼らないという人は、それはそれで、孤立して大変です・・・そういう人は「互助」の精神が必要ですね)
 
 
最後に、
 コツコツと「自助」を続け、そして必要とあらば最適な他人の助けを利用してみてください!!