リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

59)教える

~  Teach ~ 
自己成長に最も効果のあるアウトプット
 
いきなりですが、
「最強のアウトプット法」とは「教える」ことです。
 
私たちは、何かを習得するときに「上手に教わる」ことばかり考えてしまいます。
親からも、「教わり方」を教わっても、「自らが教える」ことの重要性については教えてもらえません。
 
しかし、研究によって明らかになっているのは、
「人に教えることを前提として教わる」だけでも習得率が飛躍的に高まるという事実です。
実際に教える” も加われば最早最強です。
 
なので、
不思議なのですが、生徒に教えたいという教師が一番「教わる」立場にあるのです!
 
みなさんも学ぶ時は、誰かに「教える」という意識を持って「学ぶ」ことをお勧めします。
そして、子どもや配偶者・仕事仲間と「教え合える」関係が用意出来れば最高の「学びの人生」になります!
 
 
【Point】
何かを習得したければ、「人に説明できる」レベルを目指そう。

58)続ける

~  Continue ~ 
結果を出すための究極の成功法則
 
究極の成功法則なんて言うと、なんか噓っぽい啓発セミナーの講師が言いまわしているような言葉に聞こえてきます。
でも、これだけは私も否定出来ないのが「続ける」という究極の成功法則です。
 
間違いなく本当の成功には「続ける」ことが欠かせません。
 
でも、誰しも分かってはいても出来ないのが、この「続ける」ことなのかなと思います。
 
そこで、著者の樺沢先生が紹介している「5つの極意」をお教えいたします。
 
 
(1)「今日やる」ことだけを考える。
 「とにかく5分だけでもやってみる!」の気持ちが大事です!
先のことやいろんなことを考えだすと、行動できなくなります。
私も体調が悪いときや気持ちが乗らないときがあります。
でも、5分だけやってみようとすると、意外と30分・一時間と過ぎてしまっているものです。
ぜひ、「今だけ」にフォーカスしてみてください。
 
(2)楽しみながら実行する
テレビやゲームは、なんの努力もしないのに、毎日続けることができます。
それは、「楽しい」からです。脳科学的に言うと、「ドーパミン」が出ているからです。
 
逆に「楽しくない」「つらい」「苦しい」ばかりだと、ストレスホルモンが分泌され継続が難しくなります。
 
つまり、「継続するには楽しさを発見する」ということが重要になります。
自分にとって楽しいと思える要素を見つけていきましょう!!
 
(3)目標を細分化する
よく「目標を大きく持て!!」と言われます。
でも、これだけでは目標に押しつぶされて上手くいきません。
 
大きな目標とは、小さな目標の達成が積み重なって達成されるものです。
 
1日や1週間単位で目標達成を感じれるように、「小目標」を立ててみてください。
 
(4)結果を記録する
 「記録する」というのは、もっとも面倒に感じる行為のひとつです。
しかし、「記録する」行為は目標達成の効果をグッと高めてくれる素晴らしいテクニックでもあるのです。
別の機会で詳しくお話ししたいと思うのですが、記録するだけでダイエットの成功率が高まったり、貯金率が高まったりと記録するという行為自体がもたらす恩恵は馬鹿にできません。
ぜひ、記録する習慣を身につけましょう。
 
(5)結果が出たらご褒美をあげる
 結局、「ドーパミン」が出続ければいやでも人間は続けたくなります。
これが、病的なレベルで言えば「依存症」ということになります。
そこまでならないようにしつつ、上手に楽しんでいくための手段として「ご褒美」があります。
 
例えば、「服を買う」「旅行に行く」「寿しを食べる」とワクワクするようなご褒美を設定してみください。
 
私のおススメは、「誰かに ”聞いてもらう” や ”褒めてもらう” 」という「ご褒美」です。
これも同じく「ドーパミン」がでます。
かつ「モニタリング効果」もあるので、「続けるという習慣化率」が飛躍的に高まります。
もちろん、誰に聞いてもらうかは、吟味しないといけませんが(笑)
 
【Point】
「ちょい難目標」を達成した時のご褒美を決めておこう。

57)行動する

 
~  Take Action ~ 
「自己満足」を「自己成長」に変える
 
ここはおさらいになります。
アウトプットなきインプットは、ただの物知り博士です。
物知り博士になるために、インプットを頑張るのはもったいないです!!
 
おそらく、
みなさんは「変わりたい」「良くしたい」「成長したい」という動機のもとインプットに励んでいると思います。
 
当たり前のことですが、
「変わりたい」
「良くしたい」
「成長したい」
これらは、行動というアウトプットなくして達成することは出来ません。
 
ということは、
「アウトプットする力=行動力」を高めていくことが重要になってきます。
 
次回より、「行動力」を高める方法について解説していきたいと思います。
 
知識だけを喜びとする「自己満足」より、
行動して結果が伴う「自己成長」の方がはるかに楽しい人生になると思います!
 
 
【Point】
「賢くなりたい」のではなく「変わりたい」なら行動あるのみ。

56)絵や図を描く

~  Illustrate ~ 
「言葉で説明」よりも「言葉+絵で説明」


説明したけど、忘れさられてしまって悲しい気持ちになったことはないですか?
または、説明したことを自分が忘れてしまって申し訳ない気持ちになったことはないですか?


誰しもあるかと思います。
仕事上だけでなく、夫婦のコミュニケーションや子育てにおいても。。。。


そもそも、「口頭で説明」した場合、
72時間は10%しか記憶されていません。
これは、実験によって明らかになっています。


なので、「忘れて」当然なのです!


では、「言葉+絵も使って説明」した場合はどうでしょうか?
なんと、65%まで記憶保持量がアップしていたのです。


心理学で「画像優位性効果」と呼びます。


脳科学的にも、聴覚と視覚の情報処理経路が異なることがわかっており、圧倒的に視覚情報が記憶保持しやすいことが分かっております。

 


皆さんも、簡易なものでいいので、ちょっとした絵や図など紙を使って説明する工夫をしてみてください!
何度も同じことを説明する虚しさから解放されましょう!!

 


【Point】
説明したい事柄を、図解にしてみよう。

55)引用する その2

~  Quote ~ 
プロが使うツールで、適切な引用元を探す
 
「自分の考えを裏付ける論文や資料を探したい!!」
こういったとき、みなさんどうされていますか?
 
私は、まず ”Google” で検索していました!
しかし、
著者である樺沢先生は、それを「愚の骨頂」だと仰っています(驚)
なぜかというと、
通常版の ”Google” だと信ぴょう性の低いウェブサイトやブログ記事ばかり表示されてしまうとのこと。
 
そこで、科学研究者やプロのジャーナリストが使用している、専門的な引用ツールをご紹介致します。
 
 
(1)Goolge Scholar (グーグル・スカラー
論文を検索する機能に特化したもの、それが "Google Scholar" です。
これは、通常版Googleから「学術論文」「学術誌」「出版物」だけをピックアップしてくれるものです。
「本」「書籍」を引用したいという場合は、この ”Google ブックス” がおススメです。
 
(3)Pub Med
これは、アメリカ国立医学図書館が提供する医学文献データベースで、生物医学、生物科学系のすべての英語論文をデータベース化しています。医学研究者は、みんなと言っていいほど使っているものです。
ただ、英語論文というハードルがありますが、質の高い研究論文がたくさんあります!
私は、"Google 翻訳" などを使って、頑張って読んでいます。
 
(4)J-STAGE 私のおススメ!
これは、 国立研究開発法人科学技術振興機構が提供する日本版 Pub Med のようなものです。
論文は全て日本語というのが非常にありがたいです!!
ただし、日本の論文が中心なので、Pub Medに比べると量や質とともにかなり劣ってしまうのが難点です。
しかし、まずはJ-STAGEから探して、Pub Medでもあさってみるというのがいいかなーと思っています。
 
 
【Point】
信ぴょう性の高い情報にリーチできる、専門的なサイトを知っておこう。

54)引用する その1

~  Quote ~ 
説得力圧倒的に高める「引用」マジック
 
説得力のある文章を書くうえで、「引用する」という技術は必須です。
 
企画書だったり、
プレゼンテーションであったり、
適切な引用ができると、
説得力・信ぴょう性・信頼度を圧倒的に高めることができます。
 
上手な引用のコツは、4つです。
 
(1)引用元を明記する。
参考文献や参考図書として、明記しておくことが重要です。
 
(2)権威を利用する。
ハーバード大学の研究によると」や「厚生労働省の調査によると」など明記することによって、信ぴょう性が増します。
大学や政府などの公的機関によって調査された内容は信頼度としては高いです。
 
(3)数字を正確に明記する。
例えば引用元が76%と表記している場合、約7割でなく「76%」と正確に引用する方が信ぴょう性が増します。
 
(4)普段から引用元を集めておく。
企画書やプレゼンの資料作りの際に、一から文献を集めるとなると、検索する行為、資料を集める、読み込む行為、整理する行為とたくさんの時間が掛かります。
日頃から、文献をストックする習慣を身につけておくことをお勧めします。
いざ、必要になった時にすぐに資料作りに取り掛かれるからです!!
 
引用力は、アウトプットする力の原動力になってくれます。
 
【Point】
いつも引用できるネタがないか、アンテナは常に広く!

53)構想をまとめる

~  Group Ideas Together ~ 
初めは、紙とペンで「アイデア出し」から
 
紙などの「アナロググッズ」
スマホやPCなどの「デジタルグッズ」
 
どちらが優れている?
 
それは一概に言えません。
なぜなら、両者に長所と短所があるからです。
 
大まかに表すとしたら、
「抽象化のアナログ、具象化のデジタル」です。
私の事例を踏まえて少し解説します。
 
「プレゼン資料」を作成するとします。
いきなり、PCで資料作りと言うとそうではないです。
 
まずは、”目的” や ”コンセプト” ”俯瞰象”などを「紙」に書き起こしていきます。
そして、書き起こしたものを整理しつつ「PC」に入力していきます。
 
「紙」で大まかに抽象的に書き起こし、
「PC」で細かに具象的に製本していくイメージです。
 
ざっくりと
「鳥の目(俯瞰)」がアナログ
「虫の目(主観)」がデジタル
ということになります。
これは、アウトプットする際の話しです。
 
インプットの際は、
「詳細・記憶・小さなミスを見つける」はアナログ
「大雑把・素早く・俯瞰する」はデジタル
と逆になります。
 
PCの入力に慣れてしまうとPCだけで構想を生み出し、まとめようとしてしまいます。
自分がそうでした。
 
しかし、上手に「紙」と「PC」の良さを利用していけば随分と楽に構想をまとめていけます。
 
ぜひ、みなさんも機会があればご活用ください!!
 
【Point】
デジタルとアナログの両刀使いで構想をわかりやすくまとめよう。