リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

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超ストレス解消法 第十三話

お疲れ様です。
本日は、三種の神器の三つ目「バイオフィリア」についてご紹介致します。
 
◎人間には自然への欲望がプリインストールされている。
そもそも、人間には自然の光景に感動したりホッとしたりするように脳に組み込まれています。
2016年の質の高い研究からも、その効果量は呼吸法や運動をも上回るとされています。
 
◎都会で暮らすほどメンタルを病みやすくなる
60代以上の高齢者を調べた実験によれば、周囲の半径1キロを森に囲まれたエリアに住んでいる人ほど脳の扁桃体が安定して働く傾向にあった。
自然から離れた生活をするほど、うつ病統合失調症の発症率が56%も高くなると報告されている。
 
Point
 人間には「自然」を愛する本能が生まれつき備わっている。
 この欲望を満たしてやらないとストレスは激増する。
 
以下は具体的な手法を載せていきます。
〇サン・ベイジング 
 一時期、日光=紫外線だから悪いというネガティブキャンペーンが行われていたこともあり、日光に当たる量が足りていないの実情です。
 様々な研究で裏付けされています。
 デスクワーカーの9割は日光に当たる量が足りておらず、ビタミンDが不足していることが発覚。
 余談となりますが、このビタミンDは、骨にとって必要と言われてきましたが、近年の研究では様々な働きが分かってきました。
 免疫系を整える作用(インフルエンザ予防・アレルギー予防)、脳神経の発達などとても重要な働きをします。
 2016年には「太陽の光を避けるのはタバコと同じくらい体に悪い」との報告がありました。
〇ベストな太陽の浴び方とは?
 一方で、日焼けが皮膚がんや光老化のリスクを高めるのも事実です。
 最適な太陽光の浴び方とは?
ステップ1:日光を浴びてから24時間後の肌の色をチェック。この時、肌がほんのりピンク色に変わるぐらいがベスト。
ステップ2:ステップ1を何度か試してみて、自分の肌がほんのりピンク色に変わるまでの大体の時間をつかむ。
ステップ3:ステップ2で把握した時間のうち、最低でも1日に25~50%は太陽の光を浴びる。出来るだけ肌を露出しておく。
 
日本人の平均は20分以上と言われています。
 
〇太陽のメリットを活かすための3つのポイント
・肌の痛みや水ぶくれが起きるレベルの日焼けは絶対に避ける。
ビタミンDが増えやすくなる午前~正午を狙う。まとまった時間よりこまめが良い。
・どうしようもない場合は、ビタミンDのサプリを飲む。
 ハーバード医学部の最高権威の教授もビタミンDのサプリを強く推していました。
 
Point
 太陽の光を浴びないとメンタルは確実に悪化する。
 最低でも一日に20分は光に肌をさらそう!!
 
次回は、その他の「バイオフィリア」を紹介いたします。