リハビリジャーナル  ~健康志向型科学的アプローチ~

日々、クライアントと健康を追い求めています。

9)効果的なフィードバックの4つの方法

~4 Effective Ways of Feedback~
「成果」を「成長」につなげるためのステップ
 
 
フィードバックの習慣がない人は、何を反省して、何を次の行動につなげていくか、方向性がまったくわからないと思います。
 そこで、効果的なフィードバックを行うための4つの方法、4つの武器をお伝えします。
 
(1)”短所克服” と ”長所伸展”
 「短所克服」とは、
自分の知識の不足部分を補うことです。
例えば、本を読んでいて「理解できなかった点」を読み返したり、インターネットで調べたりすることです。
「長所伸展」とは、
既に獲得している知識を増やしたり、実行したりすることです。
例えば、本を読んでいて「面白かった点」「役に立った点」を実際に実行してみる。そして、さらに工夫をするために別の本を読むなどの行為です。
もし、勉強に苦手意識があるのであれば、「長所伸展」で勉強の「楽しさ」を感じることが重要です。
そのうえで、「短所克服」に移行したらよいと思います。
 
 
(2)”広げる” と ”深める”
 学びを進めていく場合、
その方向性は「広げる」か「深める」の2つの方向性しかありません。
最初は、ある程度「広げる」勉強を行っていきます。浅く広く勉強していく。その中で、関心、興味のあるもの、好奇心がそそられるものが見つかれば、どんどん「深める」勉強をすべきです。
広げるが教養課程で、深めるが専門課程のようなイメージです。
 
 
(3)「なぜ?」を解決する
 インプットとアウトプットを繰り返していくと、必ず「疑問」が生まれてくるはずです。
「なぜ」を突き詰めると、その先に「気付き」が見えてきます。この発見が勉強の楽しさでもあります。
「なぜ」は放置しないで、今すぐ解決するクセをつけましょう。
 
 
(4)人に教えてもらう
 最も効果的なフィードバック方法は、「人」からアドバイスをもらうことです。
先生、教師、先輩、上司、専門家、コーチ、監督、コンサルタント、メンターなど、『自分よりも知識や経験の多い人から ”アウトプット” に対して適切なアドバイスがもらえる』と、飛躍的に成長できます。
 その場合、なんでもかんでも質問すればいいわけではありません。それに、そんな質問ばかりされると疲れてしまいます。
 だから、常日頃から「”なぜ” を解決する」クセが身についている人は、質問力もある方が多いです。そんな質問が出来る人は、他の人よりも「一歩先のアドバイス」がもらえます。
 
 
 インプット、アウトプットをしたら、必ずフィードバックを行う習慣をつけましょう。
出来れば、フィードバックは全ての行動に関して、毎日行うべきです。
 常に方向修正、微調整をしながら、次のインプットに繋げていく。
 すると、常に「何をすべきか」が自然と見えてきます。
 
 
POINT
疑問や違和感は放置せず、
あらゆる手段を使って必ず解決しよう